日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



機内映画その3、第9地区 District 9です。
年末にみて、あまりのインパクトに、昨年の極私的映画ベスト10に一気に食い込んだ。
さてそのインパクトとは.....


ドキュメンタリー調で、この映画ははじまる。
そしてわかる、数あるSFの中でも、桁外れの「異様さ」

宇宙から飛来した宇宙船(写真)が、あてもないまま停泊。
留まるうちに、浮遊する宇宙船の下が、スラム化。
その数100万人。
地元住民の反対運動を受け、政府はこのスラムの撤去に乗り出す。

そして最大のインパクトは、その場所。
なんと、ヨハネスブルグ!


えっ?
エイリアンってNYとか、ワシントンとか、パリに飛来するもんでなかったの。
なんでまたよりによって、アパルトヘイトの国に!
しかも、その時代に物語をあえて設定(笑)

エイリアンたちがスラムに住み、ゴミあさりしてる姿が写るだけで、なぜかドキドキしてしまう。
白人だけでなく黒人も登場してくるのだけれど、彼らの物語への絡み方も「異様」
このアイロニカルな設定に、もう「唖然」。
しかも、このインパクトから抜け出させないぞと言わんばかりにストーリーが展開する。
で、あっという間に。。。。


批評することを否定されているかのように、この筆力に圧倒されたまま、映画は終了した。
余韻を残しながら......

2度と観たくはないが、観ないわけにはいかない?!そんな映画だった!

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集