お祭りがあった4月15日に、畑沢の上から下に向けて散策してみました。今年はいつもの年よりも雪融けが早くて、田んぼの雪が残り少なくなっていました。遠くに大平山(この方角では寶澤山ほうずやま)と立石山が見え、さらに遠くに村山市の甑岳が顔を出しています。山と田んぼの間の家々は、清水畑(すずばた)です。
雪解けは早かったのですが、雪そのものの重さはいつも以上でした。雪と雪の間に雨が降ったり、湿りが多い雪が降ったりして、積もった雪の重さには凄まじいものがありました。積雪の高さはたいしたことがなかったのですがく、雪はぎゅっと詰まっていて極めて重かったようです。
山の斜面に掛かった雪の重みで、斜面にへばりついていた樹木が根こそぎ千鳥川に引きずりおろされ、小さなダムを作りました。この斜面一帯には早くもカタクリが咲いていましたが、対岸は遠くて写真に納めることができませんでした。
雪融けが早いことにより、心配していたことがありました。今年も、マンサクの花を見ることができないのではないかと思っていました。しかし、嬉しいことに、マンサクが満開で迎えてくれました。いつもよりも見事に見えます。
福寿草も雪が融けた土手では早くから咲いていましたので、この時期にはもう終わりかと思っていましたが、こちらも待っていてくれました。雪が融けたばかりの地面は、今が盛りでした。
御祭りなのに、この日の天候はどんよりとしていました。中畑沢から背中炙り峠のある山を写したつもりですが、雲に隠れてしまいました。
同じところから、荒屋敷方面を見ると、遠くに最上地域の山が高く聳えています。学校へ登校する時には毎日、この山の方向を目指して歩いて行きました。今でも、この山の名前が分かりません。形の良い山ですから、調べて登ってみたい山です。
足を伸ばして荒屋敷に入ると、頭上はるか上を鷹のような鳥が長いものをくわえて飛んでいました。やがて、電柱に止まったので、望遠にして撮影してみました。ファインダー越しには鳥の種類が分からなかったのですが、写真を拡大すると、羽や足の色が分かりました。隼(ハヤブサ)です。口にくわえているのは蛙でした。蛙も冬眠から目覚めたばかりでしょう。早起きがとんだ災難になりました。隼はこの下畑沢でよく見かける鳥です。この後、「向かい」へ入った時には、同時に4羽の隼が飛んでいました。去年の初夏にも、下畑沢で隼を目撃しています。下畑沢に営巣しているものと思われます。
熊野神社(おぐまん様)のある山の斜面に生えていた樹木から、沢山の花が垂れ下がっていました。垂れ下がる花は、キブシなどのようにこれから何種類も咲きますが、この花は特に早く咲くようです。調べてみましたところ、「ハンノキ」のようでした。ハンノキの仲間には、ヤマハンノキ、ミヤマハンノキなど何種類もあるようですが、私には特定する力はありません。まあ、スビタレらしく、「ハンノキの仲間の木」程度にしておきます。この木は、そんなに多くは生えていないようで、この場所には1本だけでした。
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