今年が始まってまだ2週間ほどですが、まさかこんな雪に見舞われるとは・・・・
雪が降らない土地ではないのですが、うちの周辺ならまだしも、市街地までこんなに積もったのは、
2001年にこちらに越して以来、初めてではなかろうかと。・・・いや初めてです。
14日はそこまでではありませんでしたが、15日はそれはもう・・というわけで、
14&15日のセンター試験、受験生とそのご家族の方々、ほんとにお疲れさまでした。
本来ならば要らぬ宿泊代が出て行ったり、超早朝に家を出たり・・・・もうもう、なんとかならんかセンター試験(泣)。
そんな中、一昨日はお隣の県まで出かけて参りました。
初めての岡山ルネスホール。
ベートーヴェンピアノソナタ連続演奏会。
有森博、川島基、松本和将の3人のピアニストが、3年(9回)をかけて全32曲を演奏する(した)最終回だそうです。
5番、7番、32番で、もちろん広島でも、松本和将ベートーヴェンソナタ全曲演奏会で聴いているのですけれども、
初めて聴いたくらいの新鮮さでした。
楽器も音響も会場の広さも全然違いますし、広島のチクルスからちょっと時間も経ってますから。
ペダルがかなり見える位置で、最初は全然見てなかったんですけど、7番の2楽章あたりからふと気になってずっと見てたら、
びっくりすることがいろいろあり・・・
どうかかっているのかはよくわかったけれども、実践はまた別なんで、気づきは気づきに終わる可能性大ですけれども(笑)、
10年経って初めて気づくことあるわけですねえ。
10年経ってと言えば、ですが、
実は2007年3月、初めてのレッスン(といっても単発の公開レッスン)でみていただいた曲を、また今日みていただいたんですね。
その初回と2回目というのはたしか1年は間が空いていたはずなんですが、
当時私は誰にも師事していなかったので、そのレッスンの内容で、約1年は独学してたようなもんです。
というのは、2007年の2月に、自分的には「冥途の土産」的意識でもって、好きな曲を集めて、友人たちに聴いてもらう会を開いたんです。
別にたいした会でもないんですけど、60分程度のプログラムを弾くというのは再開後7年では大変なことで、
今考えると(というか実際聴き直してみると)、とても人様にお聴かせできるようなシロモノではない。
当時の気持ちとしては、「今後子供の受験や親の介護が次々にあるだろうから、今しかない」ということで、一生に一回モノだったので、まあそれでも良かったんです。
その後たしかに受験や介護等々あったわけですが、上記のような覚悟は大ウソで、
今しかないどころか、そこから始まって今に至ってしまっている・・・・こんなはずではなかった・・・・というのは、胸に手を当てて反省中。
・・・その反省はまたおいおいするとしてですね、
その「冥途の土産のはずコンサート」を終えて、簡単にいうと、目標がなくなった。
うまくはなりたかったですけど、うまくなってどうしようとも思わないし、これ以上は趣味の域を超えている。先生にもついていない・・・。
で、まあそこで、今の師匠に出会ったということで(その時は師事予定はまったくなかったわけですが)、なんかひとりでぼちぼちやろうか、という気になった。
というわけで、勇気を振り絞って、当時の日記を読んでみる(大汗)
・・・・・おおおおおおお、汗かいた(泣)。
今日は最後の2曲、「バーバヤガー」と「キエフの大門」を弾きましたけれども、
一周してきたな、って感じがしましたねえ。・・・ここまで10年か、みたいな。
で、ここから二周目だな、と(笑)。
「10年なにやってたんだろう?」とは思わないので、よしとします。
というわけで、二周目もどうかよろしくお願いします。