昨日、朝から用事だらけ。
午前中、娘のヴァイオリンレッスンに同行、
13時半より某おさらい会を聴きに行く(ここ数年毎年聴きに伺ってます)。
14時15分某おさらい会を抜け出し、H区民文化センターへ。
15時15分、H区民文化センターよりふたたび某おさらい会会場へ。
17時半、某おさらい会会場よりH区民文化センターへ。
・・・・これだけ見ると、いったいこいつはなにをやっているのであろう???というただの不審者。
おさらい会で弾く生徒さんたちは大半が知り合いというか、小さいころからずっと聴き続けているので、なんとしてでも聴きたく参上したわけですが、
なんということか、昨日は友人の一世一代(?)のコンチェルトの本番日(彼女自身が主宰するアマチュアオーケストラとの共演)とも重なってまして、本番には間に合うとしても、その前にゲネプロというものがある。
前日(つまり金曜)午前に合わせた感じでは、これまでにないデキだったし、「あとは運を天にまかせましょう」的な状況で、ゲネプロはもういいかな・・・と思っていたのですが、時間が近づくとやっぱり心配になって、タクシーで往復してしまいました(汗)。
というわけでこの間に聴き逃してしまったおさらい会出演の方、ほんとうにごめんなさい。
友人の本番(サン=サーンスのチェロコンチェルト第1番)、結果からいうと「奇跡のデキ」でした(・・・スマン、笑)。
いくつか難所があって何回かに一回はスベッたりしていたのですが、そういうところがほぼすべて決まり、音程も非常に安定していて、かつ牽引力も感じ、・・・素晴らしい!
1年以上前、ほぼ初見に近い段階から一緒にやり始め、何回かの人前での本番(ピアノ伴奏)を経ての昨日でしたが、それまでには、山あり谷あり。
友人はチェロについてはほぼ大人になってから始めた人ですので、それなりに弱点があり、なかなか克服できないところもありました。
今回、直近の2~3か月かは人が変わったというかやればできるじゃん(失礼)・・というストイックな練習に励んでましたけど、ふだんはその結果がなかなか反映されず、反映されるどころかますます悪くなるような錯覚にも陥ったようで、たびたび凹んでました。
大きな本番を控えた場合、努力というのは基本誰しもがすることなのですが、なかなか成果を発揮できないことが多いのが世の常。
でも、さすがにこれだけやって思うようにいかなかったら気の毒だな~~と老婆心全開。
ゲネプロもやっぱり聴かねば・・・とおさらい会途中で行ってしまったわけです。
ゲネプロも悪くはなかったですけど、本番はもう全然違いましたね。
「本番はどうなるかわからない」「本番には魔物がひそんでいる」というのはよくきくことですけど、
今回得た教訓・・・・・「本番は正直だ」。
もちろん彼女自身の努力だけではなく、周囲のサポートがあってのことで、なかでもご家族(コンサートマスターはご主人、中学生のお嬢さんは受付に立たれてました)の気遣いは大変なものだったと思います。
私よりははるかに、仕事として楽器に関わる機会の多い彼女ではありますが、一日に数時間も練習し続けるというのは、子どももいるような奥さんには普通ムリで、やはり恵まれた環境であったということは否めません。
同じようなことをするのは状況的に私にはとても難しいことですけど、
大きなステージにあえて挑み(自分からやるといったわけですから)、足りなかった技術を補い、自分の中からあらたな音色を掘り起こした友人を心から讃えたいと思います。
ちなみに(プロフィールに書いてあったのでバラしますけど)、友人は1967生まれです。45歳です。
まだまだイケますね、40代(笑)。
【追記】 今回の入場者数は430人超だったそうです。オーケストラのみなさん、おつかれさまでした。前プロの「メンデルスゾーン:フィンガルの洞くつ」、後半プログラムの「ドヴォルザーク:シンフォニー第7番」、どれも楽しませていただきました。客席とステージの距離が(心理的に)近いアマオケのコンサート、音楽っていいな・・としみじみ感じました。