開演
客電を落としてステージ(照明)を上げて出ていくわけですが、お客さん、ざっと40少しでしょうか?いい散ばり具合です(笑)。真ん中はよーく見えるのですけど、やっぱり端のほうまでは見えませんね。見えないといけないのでしょうけど。
ハンガリーは、私とだれかが組んで弾くというスタイルで、終わると(私の相手)が、次の曲の譜めくりにまわりました。結構繰り返しが多いので、リハーサルでは弾くほうもめくるほうもリピート忘れがありました。
本番も誰かやりそうでしたけど、時々「・・くりかえし・・」とささやきつつ(笑)、繰り返し問題はクリア。小さいミスはもちろんたくさんありましたけれど、ノリとしてはまあ良かったのでは?と今日録音も聴いてみましたけど、自分としてはそういう感想です。
録音を聴くと、やはりプリモとセコンドのバランスのいい曲とそうでない曲、またバランスのいい部分と悪い部分があり、こういうあたりを上手に詰めていくのが、デュオの練習であり勉強なのだろうなあ、と思います。バランスというのは音量の問題はもちろんですが、音質も大きいです。今回は練習もほとんど録音をし、毎回聴き返してきましたけれど、やはり本番の音はかなり違っていて、緊張で音質が変わってしまっているところもあり、このあたりを調整していくのはなかなか難しいことだと思います。
弦楽器とのアンサンブルも、結局ポイントは同じことで、特に弦楽器とピアノだともともと「音の幅」が違うので、速いところになるとレガートのつもりでもピアノだと「点」のような鋭い音に聴こえてしまい、一方で弦が「面」(線の場合もありますけど)のまま速くなるのでバランスが悪くなってしまうことがあるようにも思います。長い音になるとこれはもうピアノは無理なので、それこそ「気」でつなぐしかありませんけど。
それ以前に作品50のトリオではやっぱり音量の問題があって、録音を聴いてみると、全般にピアノが大きいです。といってもピアノを下げるべきか弦を上げるげきか、の問題はあるのですが。
トドメの音でお笑いの一発をかましてしまったり(←私です・・汗)、
楽譜から一瞬迷子になって、効果音を入れてしまったり(←これも私)
まあいろんなことがありましたけれど、
大きな事故はなく、なんとか終了いたしました。
弾くいっぽうでそれぞれが役割分担し(とくにかじやんには6曲も<めくって>いただきました・・感謝)、またご好意によるヘルプもいただいたおかげで、スムーズに進行し、終演はきっかり16:30でした。
プログラムは予定どおり
ブラームス:ハンガリー舞曲1,2,4,5,6番
モンティ:チャールダーシュ
ブラームス:「ロシアの思い出」よりうぐいす
~~休憩(15分)~~~
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より マーチ、トレパーク、中国の踊り
チャイコフスキー:ピアノトリオ「ある偉大な芸術家の思い出」より第1楽章
チャイコフスキー:弦楽セレナーデハ長調より第2楽章「ワルツ」
アンコールは、「おくりびと」「アヴェ・マリア(バッハ&グノー)」の2曲。
お客さまは実は結構ピアノの先生が多く、私の知るだけでも6人来ていらっしゃいました。あとはかなり弾ける中学生くらいの子どもたち。
うちの家族も来ていましたけど、娘がお友だち(クラスメートで、なにかのついでにお話したら、なんと家族3人とおばあちゃんとでお出かけくださいました)とあまりのうれしさにはしゃぎすぎ、前半で退場。
でも、娘はそれなりに刺激を受けたもようで、「いつかバイオリンで出たい」と言っておりました。
あとは、そうですね・・・
「子どものときにやったっきりピアノに触ってなくて、最近、子どもが習い始めたので自分もちょろちょろ弾き出したのだけれど、今日のを聴いてまたやりたくなりました。仲間に入れてください」と言われた方が2人。
「赤ちゃんを連れてきたのですが、たまたま2時間寝てくれて、すべてを堪能できました。ほんとにひさしぶりの音楽会で」とおっしゃった方がひとり。
また、今回の出演者の中学生のうち一人は連弾初体験だったのですけど、「学校のクラスメートとコンビを組んで(師匠は別々)、コンぺとかにも出てみようかな」と言っておりました。
世間にはレベルの高い演奏があふれていて、私のようなものがノコノコこういうことをやる意義というのは、自己満足以外のところでなかなか見出しにくいものなのですが、こういうご感想をいただくと本当に力になります。
言いにくいご意見をもいただくためには、ちゃんとアンケートのようなものも用意すべきなのだろうとは思っておりますが・・・。
とにかく、打ち上げまでをすべて終え、ホッといたしました。
本番2日くらい前に出演者の一人が病気になったり、某さんのパソコンが病気になったり、「大丈夫か?本番」の一時期もありましたので、よかったよかったって感じです。
最初考えたときには、いったいどんな形になるのやら・・と具体的に想像もつかなかったのですが、やってみたら意外にやれるもので、オモシロかったな、と思います。
こういうことは出産と同じで、それまでウンウン言ってて次はない・・と思っていても、なぜか第2子、第3子が生まれてたりするという・・、いやどうなんでしょ、そのあたりは(笑)。
追記:友人がレヴューを書いてくれました。トラックバックから入ってご覧くださいませ。
客電を落としてステージ(照明)を上げて出ていくわけですが、お客さん、ざっと40少しでしょうか?いい散ばり具合です(笑)。真ん中はよーく見えるのですけど、やっぱり端のほうまでは見えませんね。見えないといけないのでしょうけど。
ハンガリーは、私とだれかが組んで弾くというスタイルで、終わると(私の相手)が、次の曲の譜めくりにまわりました。結構繰り返しが多いので、リハーサルでは弾くほうもめくるほうもリピート忘れがありました。
本番も誰かやりそうでしたけど、時々「・・くりかえし・・」とささやきつつ(笑)、繰り返し問題はクリア。小さいミスはもちろんたくさんありましたけれど、ノリとしてはまあ良かったのでは?と今日録音も聴いてみましたけど、自分としてはそういう感想です。
録音を聴くと、やはりプリモとセコンドのバランスのいい曲とそうでない曲、またバランスのいい部分と悪い部分があり、こういうあたりを上手に詰めていくのが、デュオの練習であり勉強なのだろうなあ、と思います。バランスというのは音量の問題はもちろんですが、音質も大きいです。今回は練習もほとんど録音をし、毎回聴き返してきましたけれど、やはり本番の音はかなり違っていて、緊張で音質が変わってしまっているところもあり、このあたりを調整していくのはなかなか難しいことだと思います。
弦楽器とのアンサンブルも、結局ポイントは同じことで、特に弦楽器とピアノだともともと「音の幅」が違うので、速いところになるとレガートのつもりでもピアノだと「点」のような鋭い音に聴こえてしまい、一方で弦が「面」(線の場合もありますけど)のまま速くなるのでバランスが悪くなってしまうことがあるようにも思います。長い音になるとこれはもうピアノは無理なので、それこそ「気」でつなぐしかありませんけど。
それ以前に作品50のトリオではやっぱり音量の問題があって、録音を聴いてみると、全般にピアノが大きいです。といってもピアノを下げるべきか弦を上げるげきか、の問題はあるのですが。
トドメの音でお笑いの一発をかましてしまったり(←私です・・汗)、
楽譜から一瞬迷子になって、効果音を入れてしまったり(←これも私)
まあいろんなことがありましたけれど、
大きな事故はなく、なんとか終了いたしました。
弾くいっぽうでそれぞれが役割分担し(とくにかじやんには6曲も<めくって>いただきました・・感謝)、またご好意によるヘルプもいただいたおかげで、スムーズに進行し、終演はきっかり16:30でした。
プログラムは予定どおり
ブラームス:ハンガリー舞曲1,2,4,5,6番
モンティ:チャールダーシュ
ブラームス:「ロシアの思い出」よりうぐいす
~~休憩(15分)~~~
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より マーチ、トレパーク、中国の踊り
チャイコフスキー:ピアノトリオ「ある偉大な芸術家の思い出」より第1楽章
チャイコフスキー:弦楽セレナーデハ長調より第2楽章「ワルツ」
アンコールは、「おくりびと」「アヴェ・マリア(バッハ&グノー)」の2曲。
お客さまは実は結構ピアノの先生が多く、私の知るだけでも6人来ていらっしゃいました。あとはかなり弾ける中学生くらいの子どもたち。
うちの家族も来ていましたけど、娘がお友だち(クラスメートで、なにかのついでにお話したら、なんと家族3人とおばあちゃんとでお出かけくださいました)とあまりのうれしさにはしゃぎすぎ、前半で退場。
でも、娘はそれなりに刺激を受けたもようで、「いつかバイオリンで出たい」と言っておりました。
あとは、そうですね・・・
「子どものときにやったっきりピアノに触ってなくて、最近、子どもが習い始めたので自分もちょろちょろ弾き出したのだけれど、今日のを聴いてまたやりたくなりました。仲間に入れてください」と言われた方が2人。
「赤ちゃんを連れてきたのですが、たまたま2時間寝てくれて、すべてを堪能できました。ほんとにひさしぶりの音楽会で」とおっしゃった方がひとり。
また、今回の出演者の中学生のうち一人は連弾初体験だったのですけど、「学校のクラスメートとコンビを組んで(師匠は別々)、コンぺとかにも出てみようかな」と言っておりました。
世間にはレベルの高い演奏があふれていて、私のようなものがノコノコこういうことをやる意義というのは、自己満足以外のところでなかなか見出しにくいものなのですが、こういうご感想をいただくと本当に力になります。
言いにくいご意見をもいただくためには、ちゃんとアンケートのようなものも用意すべきなのだろうとは思っておりますが・・・。
とにかく、打ち上げまでをすべて終え、ホッといたしました。
本番2日くらい前に出演者の一人が病気になったり、某さんのパソコンが病気になったり、「大丈夫か?本番」の一時期もありましたので、よかったよかったって感じです。
最初考えたときには、いったいどんな形になるのやら・・と具体的に想像もつかなかったのですが、やってみたら意外にやれるもので、オモシロかったな、と思います。
こういうことは出産と同じで、それまでウンウン言ってて次はない・・と思っていても、なぜか第2子、第3子が生まれてたりするという・・、いやどうなんでしょ、そのあたりは(笑)。
追記:友人がレヴューを書いてくれました。トラックバックから入ってご覧くださいませ。