~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

骨太ですが、なにか

2010年06月28日 18時30分17秒 | ピアノ
今日は午前中天気が良かったので、洗濯に次ぐ洗濯、そして片付け三昧。
午後からは銀行の用そのほか、あと昨日を結果を受け取りに。

思ったよりいい点をいただいてました。
なにが良かったのか・・・
今日あのように弾いてみい・・・と言われても、これはもうできることではないです(汗)。ああいう集中力はうちではムリですし、火事場のなんとかじゃないですけど、いつもいつも出してると寿命縮まります。

今後気をつけるポイントとしては、審査員のほぼみなさまから「高音がもう少し響くといい」「右手(特に小指)のメロディーラインがもっと出るといい」とありました。一方で「低音がきいていて骨太」とも。
ドスのきいたシューマンであったようです(笑)。
例によってたぶんうなったりしてたと思うので(汗)、それはピアノの低音だったのか、私の声だったのか判然としないところではありますけど・・・。
ということは、次は、かわいい高音で上手に歌えばいいんですね・・・・・歌えんって、イゾルデならまだしも。


・・・というわけで(でもないか)、今日はシューマンのシンフォニーを順番に聴いております。
あの<タッカタカ>というリズムが出てくる出てくる(笑)。「交響的練習曲」にもありますけど、あのツボにはまるとやめられないのかな~というくらいしつこく出てきますね。あれが出てきたらとことん付き合うしかない。
私にしても、ここ1ヶ月でこのリズム、何千回いや何万回弾いてることか・・・。歩調までおかしくなりそうです(爆)。


やれやれ

2010年06月27日 21時45分16秒 | ピアノ
やっと、6月3つめの本番が終わりました。

13日のサックスの伴奏に、おとといのチェロの伴奏、そして今日のソロのこんくる。
6月はじめに11曲(易しいのとか短いのとかいろいろありますけど)抱えていたのが、やっとこれで3曲になりました。

今日のは、「エントリーしよう」と思ったのが5月10日以降だったため、それから必死ですよ。先生方には「・・ほんとにこれで受けるの???」と異口同音に言われ(汗)、4年前にはある程度弾けてたはずなのに「こんなにムズイ曲だったのか~」と自分でも今さらながら気づき、真っ青・・・。

しかもですよ、今日行ってみたら、私の出るひとつ前のカテゴリーの人たち、あるはずの時間制限がない・・・ベルがならない!!。どう考えても「10分超えてまっせ」みたいな曲を最後まで弾かされている。
私の曲は7分少しですけど、本来の時間制限(7分以内)なら、出入り時間合わせると最後までいくはずもなく、以前弾いたときも必ずカットされ・・・・。それはまあ、万一に備えてそこそこ弾けるようにはしてますけど、だいたいオニのように難しいところって、ショパンのバラードしかり、最後のあたりにあることが多いじゃないですか。この曲も左様でございます。
「救いのベルを待つことはすまい」ということで腹をくくりましたよ。最後まで弾いてやろうじゃないですか(爆)。

それにしてもプログラム、びっくりしますよ~
アマチュア部門いろいろ区分はありますけど、目立つのがベートーヴェンのソナタ。熱情の第3楽章、30番、31番、32番。自由曲のコンクールでふつうこんなにベートーヴェンいません。しかも後期のソナタいません。みなさんすごい気合!気合と熱い思い(もちろんほかにもいろいろ必要でしょうけど)がないと弾ける曲ではありません。
・・・私なんかこんなにさわやかでかわいい曲だというのに・・・(逃)

それにしても・・・・ソロ緊張します、こんくる緊張します、・・・そして予選がもっともド緊張でございます。
出られなかったら出られなかったで残念なはずなんですけど、今日は「おなか痛くならないかな」とか「大雨で行かれなくならないかな」とか、「時間見間違えて遅刻して終わってないかな」とかくだらないことばかり考えてました(殴)。
おなかも痛くならなかったし、雨もほとんど降ってなかったし、時間も間違いありませんでした。
・・・・なので、弾かないといけません。
いよいよ弾く時にはどうってことないんですけどね。
ところどころ違う指が出ちゃったり、一瞬場所間違ったり、いろいろあるにはあったのですけど、幸いなことにリカバリーが早く、そう問題はありませんでした(・・・と思います)。


1ヶ月半でギリギリ間に合ったってとこでしょうか?
・・・・心臓に悪かったです・・・・・・
おかげさまで次へ進めそうなので、これから落ち着いてやっていきたいと思います。


ミニコンサート

2010年06月25日 21時23分25秒 | その他音楽
本日、朝10時半から2時すぎまで、楽器店サロンでレッスン、合わせ、などなど。

夜7時から眼科でのコンサート。
あいにくの雨の中、いったいどなたが来てくださるのか・・・と案じましたが、ちょうどいい感じにお客さまが入ってくださってよかったです。

常連さんがおられるようで、始まるかなり前にいらして、チェロのことや、調のことなど質問されてました。
院長さんの「目の話」のあと、私たち二人、演奏させていただきました。
友人が曲の解説を上手に入れてくれて、こちらも結構「へえ、そうなんだ~」な感じ。お客様もそれなりに面白く聴いてくださってるといいなあ、と思いました。こういう場では、トークも大事ですねえ。

演奏はまあ、息は合ってたかな・・。それなりに長く組んでいるので、練習ではもひとつ合わなくても、本番は「こうくる」みたいなカンが働くので、まあだいたいなんとかなります(笑)。

それにしても・・・

ご近所の方々ばかりと思っていましたら、なぜかピアニストI氏が・・・。
コンチェルトやリサイタルなど、若手バリバリで演奏活動されている彼がなぜ?
本日、伴奏だけならまだしも、私いちおうソロもありましたからねえ。弾きにくいというかなんというか(汗)。
終演後ナゾは解けました。・・・なんと、9月の演奏者が彼なんですね。これは聴かねば。


ご来場くださった方がた、ありがとうございました。


(余談:やっぱりショパンは緊張しますねえ。幻想即興曲、とても喜んでくださった方がいらしたので弾いてよかったですけど、ビシッと弾こうと思うとこれは難しい~。もっと勉強せねば・・・)




お知らせ

2010年06月24日 18時21分37秒 | その他音楽
明日6月25日の、チェロ&ピアノのコンサートについてのお知らせです。

午後7時から「ひらの眼科」というところであります。
曲目は

サン=サーンス:白鳥
フォーレ:エレジー
エルガー:愛の挨拶
ショパン:幻想即興曲
ショパン:チェロソナタ第3楽章
ベートーベン:チェロソナタ第3番第1楽章

です。

夜のクリニックでの演奏というのもなかなかオツかもしれません。
背後には視力検査表があるかも・・・・(笑)


テレビで堪能

2010年06月24日 11時17分10秒 | 見る・読む
ここ数日どういうわけか「河村尚子さんのピアノを聴きたいなあ・・」と時々思っていたのですが、神のなんとやら、本日に10時にテレビをつけたところ、やってました(驚)。


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<NHKクラシック倶楽部>
河村尚子ピアノリサイタル/木嶋真優バイオリン・リサイタル
                              
                              
 - 河村尚子 ピアノ・リサイタル -           
                              
「ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.X6-40」 ハイドン作曲
                              
「厳格な変奏曲 ニ短調 作品54」   メンデルスゾーン作曲
                              
                     (ピアノ)河村尚子
                              
                              
 - 木嶋真優バイオリン・リサイタル -          
                              
「シャコンヌ」                  作曲者不詳
                              
「悲劇的な詩 作品12」             イザイ作曲
                              
「チャールダーシュ」              モンティ作曲
                              
                   (バイオリン)木嶋真優
                      (ピアノ)江口玲
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河村さんについては2005年のショパンコンクールの時「一味違うピアニストだ・・・」と思い(惜しくも2次予選で1番くじだったとか・・本選進出ならず)、なんとなく忘れられずにいたのですが、翌年のミュンヘンのコンクール入賞後、爆発的にお名前を見るようなり、今や国内外でのコンサートに飛び回っておられるようです。
最近では、ラフマニノフの「パガニーニの主題による変奏曲」の強烈な演奏のテレビ放映が印象に残っています。
ばねとキレがすばらしい一方で、「濃い」演奏をされます。今日のハイドン・メンデルスゾーンにしても、粒立ち、発音の良さと同時に、一音一音の表情の豊かさに圧倒されました。


後半の木嶋さん&江口さんのプログラムも楽しめました。
作曲者不詳のシャコンヌって??と思っておりましたら、まぎれもない「ヴィターリのシャコンヌ」。近年では研究が進み、ヴィターリの作品ではないということがわかったそうです。
ラバーズコンチェルトで有名なバッハのメヌエットしかり。今さらバッハではない、ヴィターリではないと言われても、ねえ(笑)。バッハの方は「ぺッツオルトのメヌエット」ということに落ち着いているようですので、早く「なんとかさんのシャコンヌ」も解明してあげてくださいませ。
木嶋さんも、グッと来る演奏をされる方なんですね。これからも楽しみに聴かせていただきます。
一方のピアノの江口さんですが、執事のようなシブイたたずまい、演奏のバツグンの安定感、私かねがね惚れているのですけど、本日もさすが内外のバイオリニストが全幅の信頼を置いておられる方だと釘付けでございました。
東京芸大作曲科出身で、その後ジュリアードのディレイ先生のクラスの伴奏者などを務められたとのことですが、ソリストとしても国際コンクールに優勝されたり、ソロリサイタルも開いておられます。
エモーショナルに連れていかれる演奏も大好きなんですが、こういう堅実に構成されてじわ~っと感動がくるような演奏も好きです。


朝からいいものを聴かせていただきました。


腕で磨く?

2010年06月23日 22時21分28秒 | ピアノ
ひさしぶりにピアノの屋根を開けてみようかと思いたったのですけど・・・・・・途方に暮れました。
まずはモノを片付けなければなりません。楽譜どっさりはまあいいとして、筆記用具、録音機、チューナー、メトロノーム各種、楽典、などなど。
これらを片付けたところ、その下からほこりが・・・(汗)。結局、ピアノ部屋中のお掃除と相成りました。
で、屋根を開けてみたら中にも少しホコリがあるし、譜面台をとってみたらとったであちこち汚れてるし、まるで電気製品のようにホコリ度高し。

以前はまずお掃除してから弾いてたものなのですけど、今は鍵盤とその周辺を拭くくらいで、あとは見ないふり・・・。ピアノって別にそこまで掃除しなくてもたいして困らない楽器ではありますけど、やはりこれではいけません。

私は車を運転しないのでよくわからないのですけど、自称「車好き」でも、マイカーが汚れていようが少々キズがあろうが気にされない方もおられますが、その一方で、そこまで好きでなくても、「靴脱いで乗ったほうがいいですか?・・・」といいたくなるくらいいつも磨き上げておられるかたもいらっしゃいます。
要はきれい好きがどうかってことなんでしょうけど、車そのものが好きなのと、運転するのが好きなのの違いもあるかもしれませんね。
ピアノは自分の楽器を持ち歩くわけではないので、いつも磨き上げてる人はまずいないと思いますし、磨いても別に上手くなるわけじゃないので、そんなことに時間をかける暇があったらハノンのひとつでも弾けよ・・・ということになるのでしょうけど、たまには全体のデカさ、材質などを触って確認するのも大事なことだと思います。

そういう意味でも、今日は掃除してよかったです(笑)。
このバタバタの週になにもやらなくても、と自分でも思うのですけど、磨いていたらなんだか上手くなった気がしました(爆)。

・・・いや、まあ単にヒマがあったということでございましょう。
それにしても半開とは言え、屋根開けると狭い部屋では耳がツライ。でも、全然音の聴こえ方が違うので、短時間なら我慢してでもやってみる価値はあります。

これからはもっと手軽に開けられるように日頃気をつけよう・・・っと。



前橋汀子 ヴァイオリンリサイタル

2010年06月22日 00時07分30秒 | バイオリン
前橋汀子さんのリサイタルに行ってまいりました。

20年くらい前に親友が追っかけをやっていましたし、いろんな方から「とにかくすごいオーラ!」と伺っておりましたが、いやもう想像以上でございました。

<プログラム>
バッハ/ヴィルヘルミ編:G線上のアリア
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」
バッハ:シャコンヌ
~~~~~~休憩~~~~~~
シマノフスキ:アレトゥーサの泉(「神話--3つの詩」より)
ヴィニャフスキ:モスクワの思い出
ストラヴィンスキー/サミュエル・ドゥシュキン編:ロシアの踊り(バレエ「ぺトルーシュカ」より)
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
マスネ:タイスの瞑想曲
クライスラー:ウィーン奇想曲作品2
サラ・サーテ:ツィゴイネルワイゼン
(アンコール)
エルガー:愛の挨拶
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番、第5番、第2番

       ピアノ イーゴリ・ウリヤシュ


ピアノはステージ中央より少し上手。ピアノの椅子がセンターあたりで、ヴァイオリニストはその下手。ピアニストからすると、少し振り返る位置になります。
(私以前、このような配置でチェロの伴奏をしたことがあり、後ろを振り返るのがちょっと大変だった記憶があります。そのときも「この方がいいから」ということでその位置になったのですけど、この配置での音響面でのメリットはどういったことなのでしょうか。)

前半は真っ白、後半は真っ赤のドレス。いずれも少し裾を引くくらいの長さでお姿も女王の風格。
ヴァイオリンの技術や細かいことについては私何もわからないのですけど、プログラムが進むにつれてお客さんを釘付けにする引力、曲のふとした瞬間にトリコにする魔力、言葉はアレなんですけど、まさに「やられた~」という感じでした。

それにしても・・・なんですけど、

前橋さんというと、昔からお美しい方で有名でしたけど、今もほんとにお変わりない。年齢を申し上げるのもはばかられるような妖艶さ。
「プロフィールの写真は若くて素敵だったけど、実際行ってみたらあれあれ・・・」なんてことは実際の演奏会では日常茶飯事ですけど、この方に限ってはまったくそんなことはなく、時が止まったような感じです。
自分よりはるか年上の方が、変わらず健やかでお綺麗でいらっしゃるというのは、それだけでもなにかうれしいことで、元気をいただける気がします。

・・・コンサートの帰り、背筋を伸ばしてすーっと歩く自分に気づいたのは初めての経験(笑)。



なつかしの、ゴー

2010年06月20日 23時58分27秒 | 見る・読む
私が10~20代のころは、なにかと文芸作品が映画化されていて、谷崎の『細雪』とか、鷗外の『舞姫』とか、昨日上げた『それから』とか次々でした。
もっとも最近でも太宰がらみのものが短期間の何本か映画化されてますから、別に文芸モノが廃れたわければないと思うのですけど・・・・。

映画『舞姫』は、大学のゼミの時間(卒業後かなりしてから聴講だけに通った時かもしれません)でもとりあげられました。
主役はあの「ひろみゴー」でございまして、ただでさえ、女性としてはニガ二がしいところのあるあのストーリーの上、私「この男かっ(ある意味イイ男すぎ・・。ひろみさん本人になんのウラミもございません)」みたいな気がしてならず(笑)。
鷗外の自伝的要素の濃い作品といわれるこの小説、ついでに鷗外まで「女の敵」に・・・(逃)。

なんと動画サイトに一部ありましたので、ちょっと貼っておきます。
ひろみゴー、ドイツ語頑張ってます(なお、一瞬ですけどお子様向けでないシーンもあり・・・・ならば見てみよう、と思わないように)。