28~29日と実家に行って大お片付け大会。
うちの親はどういうわけか増改築が趣味で、私が記憶する限り3回家をいじってます。それも風呂だけとかそういう直し方ではなくて、ある時は6畳2部屋をたしてトイレと風呂を変える、ある時は玄関の向きをかえてその上に2階をあげる、そしてある時はさらに2階に2部屋たす・・・という具合。
なので、子供が出ていったあと二人きりで10部屋以上ある家に住んで楽しんで(?)ました。
それはいいんです、自分たちの愉しみですから。ですが、それをいよいよ他人に渡すことになった今、片付けるのは、ほぼ私・・・であります。母はもちろん地味な作業はしますけど、段ボールに詰める、運ぶ・・こういうことは私しかできません。
今回は、母がそのまま実家に置いてきた家具をある程度こちらに運びこむことになったわけですが、あわせて自分たちが残しておきたいものを箱詰めし送り、ひとさまに見せたくない(というより他人が見たくもないもの)をゴミとしてまとめておく・・・ということをしなければならなかったわけです。それもほぼ一晩で(汗)。
昨日は午前中バイオリンに行ったり、午後は鹿児島は鹿児島でも別の用事があったりで、実際片付けに入ったの午後6時以降。それから12時半くらいまでやりましたけど、さすがに寝てしまいました。
で、今朝は9時にはもう引っ越し屋さんがきたわけで、その引っ越しの最中にも、母のリクエストでどんどん箱詰めは増えるばかり。
さらに引っ越しが終わって大きな家具がどいてしまうと、「あれこんなところにこんなものが・・・」みたいなことも出てきて、さらに10箱程度を荷造りし、別便で送る羽目に。前日までにチャッチャとやっておけばいいものを・・です(汗)。
引っ越しですから、当然神棚も出すわけなんですが、神棚を入れているさらに大きな神棚みたいな入れ物は荷物として出すとしても、神棚そのものは、荷物として出すにはしのびない・・・というこれまた母のリクエストで、私、手でもってまいりましたよ。新幹線、最初のころはお隣あいてましたけど、そのうち乗ってこられましたので、もうチェロ状態(?)で神棚は私の足元に。荷物として出すよりひどくないか、これ・・・という具合。
考えてみれば、父は病気の時新幹線で寝たきり搬送され、お骨になって鹿児島に戻り、そして今度は木のおふだになって再び新幹線で連れてこられたわけで、3回ともずっと私が抱えてきたわけであるよなあ・・・と妙な感慨にふけってしまいました。
ほんとうは一年は動かさないでおうちにおいといたほうがいいですよ、と神主さんに助言されたのですが、致し方ありません。まあ、近くにおいて、朝夕お供えできたほうがなにかといいかもしれませんし。
まだ全部が済んだわけではないので、まだ何回か行かないといけないとは思いますが、大きなことは済んだかな・・・という感じですね。
↓は、5月の半ばくらいにある某展覧会で遺作として出品する父の絵です。