8月27日(土)、
以前こちらでも告知しておりました、「室内楽コンサート」、ほぼ無事(?)に終了いたしました。
私自身はあまり積極的に宣伝してなかったのですけど(汗)、アンケートなどを読ませていただくと、
当ブログを見ていらしてくださった方もあったようで、ほんとにご来場ありがとうございました。
カルテットメンバーがふたつのアマオケの重要人物だったりしたもので(笑)、
70~80人の方にご来場いただけたようでした。
午前中子どものバイオリンのおけいこに同行したあと、ファミレスで昼食。
その後、すぐさくらぴあへ向かいました。着いてみたら「・・・・・なんの列???」というくらいの、泊りこみ仕様の長蛇の列ができていて(Oさんの厳島コンサートチケットの先行販売とか)、あまりの数にびっくりしました。
13~15時が調律。それよりも前に到着したもので、娘と図書館でふらふらしてました。
15時よりゲネプロ。
なにがこわいって、なんとこの曲、初めてグランドピアノと合わせたんですよ~(汗)。
これまではずっとアップライトでやっており、弦4人は私の左手側でしたが、
グランドになると右手側。加えて音量も違えば、ホールの響きも違う。
この違いを一回のゲネプロで解消するほどの経験も力量もございません(泣)。
もちろん、信頼のおけるスタッフに場所を変えながら聴いてもらって、調整に努めたのですが、
どうも、前列のほうだと5人のバランスはまあまあだけれど、
後方だとピアノがワンワン響くことがわかり、
だからといってどうするかというと、・・・・前に詰めてすわってもらうわけにもいかず(笑)、
どちらかにターゲットを絞るわけにもいかず、どちらにもうまく聴けるように調整できる腕もなし・・・・。
前列の方で録音したものを聴いてみると、まあまあかな・・・・という感じだったので、
これまでとだいたい同じに弾くか、って感じでした。
(お書きいただいたアンケートからも、座席位置で聴こえ方がいろいろだったことがなんとなくわかりました。)
うーん、難し過ぎる。。。。。。これからの課題です。
ゲネ・本番でいろいろハプニングもありまして・・・
まず、ゲネプロでバイオリンの弦がブチッと切れ(汗)、
本番でヴィオラの弦が緩み、
同じく本番で私のコンタクトレンズが曇りそうになりました。
コンタクトの曇りは非常に警戒していて、手入れを怠らなかったのですが、
直前に生あくび(緊張すると出ますね・・・笑)をかましたら、ちょっと変になってしまいました。
ほぼ暗譜してましたし、手元も見ずに弾けるようにはしていたので、なにも影響はなかったんですけど。
それにしても、シューマンの五重奏は繰り返しが多いです。
1楽章なんかかなりのページいったあとに、<1カッコ>とあり、冒頭に戻るわけです。
譜めくり人なしで合わせ練習してると、ここをバサッと戻すのがけっこう難しかったりします。
あとの楽章にもリピートやら1カッコ2カッコが何回かあるので、
譜めくり人もかなり緊張すると思います。
しかもだらだら~っと同じ音型が続いているところでのめくりもあるし、で
正直「譜めくり君は大丈夫かな・・・」と思っていたのですが、
ちゃんとやってくれました。
彼に言わせると「<・・おい、めくれ>オーラを出してくれたので助かりました」ということですが(笑)。
テンポについては、何回かの練習(・・・といっても3回??)で、話し合って決めていくのですけど、
ゲネプロで「ええっ、今日はそれでいくの?」とか
本番で「本番ではそうきたか」ということがままあり(笑)、
もちろん私もそういうことをかましているわけですけど(殴)、
そのへんが面白いところでもあり、アブナイところでもあり。
おそらくこういったことはお客さんよりも自分らの楽しみの部分でありますね。
これまでのことを知らない人には、本番でなにが起こったのかは知る由もない(笑)。
メンバーは、銀行員、公務員、医者、主婦、主婦という構成だったのですけど、
私以外(つまりカルテットメンバー)は非常に長いおつきあいのようで、10~20年??という感じです。
いいですよねえ、うらやましいかぎりです。・・・・・・愛好家のカガミ。
シューベルト「断章」にしても、ブラームス「弦楽四重奏曲第2番」にしても、
非常に難しい曲だと思いますが、まずはやってみないことには始まらないし、
やることを誰にはばかることもないので、
趣味でやることの強みを最大限利用して(笑)、とにかくやってみることに意義ありと思います。
シューマンもしかり。
私にしても、五重奏全楽章(約30分)を人前で弾く機会などというものは、まずあり得ませんので、
ほんとに良い機会に恵まれたと思っております。
良い演奏ができれば、さらに言うことはないわけですけど・・・・・。
というわけで、本番19~20時半、打ち上げ22時~24時という長い一日を終え、
気が付いたら、夏休みもほぼ終わりに差し掛かっていて、
それこそアンコールのsummerじゃないですけど、
「夏とともに去りぬ」なコンサート、これにて終了ということで。