1月にお知らせしたまま、直前になり、もう今さらと更新せずじまいでしたが、おかげさまで無事終演いたしました。
10月末に突然思いつき、諸都合により3月8日(金)開催という余裕のない日程、しかもチラシができたのが1月10日。
我ながら、思いつきもいいとこだと若干反省しております。
もう少し余裕があれば、会場もアクセスかれこれ考慮して選べたのですけれども。
ただ私としては、なぜか2007年、2012年、2018年とずっと南区民スタジオを使っておりまして、馴染んだ場所ではありました。
きっかけはなんだったかというと、
友人のひとりが、難波君のバッハのパルティ―タ2番の演奏をネットで見てファンになっていたということ、
それと昨年の松本さんのリサイタル(ブラームスの「創作主題による変奏曲」を含むプログラム)が広島では開催されなかったということ、
あとは師弟連弾を組んだら面白いのではないか、と思ったこと、
・・・そういうような理由だったと思います。
で、バッハとブラームスを決めて、さて自分も弾かなきゃなあ(地元は私ひとりだし)ということで、
プログラム並びからして、シューマンか?「子供の情景」か?・・となったわけですね。
というわけで、
バッハ:パルティータ第2番(難波)
シューマン:子供の情景(浅田)
ブラームス:ハンガリー舞曲 1&2番(浅田&松本) 5&6番(難波&松本)
~~~~休憩~~~~~
モーツァルト:きらきら星変奏曲
ブラームス:創作主題による変奏曲
ベートーヴェン:ソナタ第17番「テンペスト」
<アンコール: エリーゼのために> (以上松本)
というプログラムでした。
平日夜で、しかも市街地から少し離れているので、お客さん数は気になっていたのですが、
結局、昨年の私のリサイタルの時(5月26日土曜日)くらいの人数でした。
この人数って微妙なんですよねえ。キャパ50のとこには入らないし、といって150じゃちょっと寂しいですし。
80~100程度収容の、披露宴会場くらいのスペースないですかねえ(笑)。
(↑ 毎度遭遇する会場問題)
出演者3人というコンサートは(しかも全員ピアノ)という経験はこれまで私はないんじゃないかなあ、と思うんです。
発表会みたいにピアノ弾きがドバーっといるか、
5~6人一緒としても、ほかの人は弦楽器とか歌とか管楽器とかチェンバロとか、
よーく考えてみたら、3人ピアノだけ、しかも、15歳年下と30歳年下の男ふたりとか・・・・ないわ(笑)。
いやあ、メイドじゃない、冥途の土産です。
しかも師匠と連弾とか・・・ないわ(← 自分で仕組んでおいて言うか)。
というわけで、なにがやりたかったかというと、まあこういうことがしたかったわけですけども、
自分は当然としても、もしみなさんに楽しんでいただけたなら幸いです。
ちなみに私は、「子供の情景」は過去抜粋で(たぶん7曲くらい)2回弾いていますけれども、全曲弾いたのは初めて。
ここ2年ベートーヴェンをたくさん弾いてきて、ふっとシューマンに戻った(といっても好きなだけで弾いた曲数は少ないです)という感じで、
毎日幸せな練習ができました。
チラシの写真を提供してくださったMさん、
チラシからプログラムまで作ってくださるNさん、
受付からステージまで力強く支えてくれるスタッフさん、
ドレスに合わせて素敵なお花をいけてくださったKさん、
打ち上げで11人分の素晴らしいごちそうを用意してくれたマスター、
そしてなによりも、松本先生、難波君に厚く御礼申し上げます。
私ごとですが、3月2日午前2時に、緊急入院しながら、1週間頑張ってくれて、今なお闘病中の87歳の同居の母にも感謝を捧げます。