気がついたら4月になっていました。
自分のために1~3月を振り返ります。
1月は、急激に新型コロナの感染が拡大してしまい、蔓延防止措置が多数の都道府県にわたって実施されましたので、広島往復もキャンセルしました。
このまま2月までうちにこもっていようと思いつつ、娘の受験準備をちびちび進め、生徒は動画録画でのレッスン。
・・・という日々を過ごしていた、1月30日の午前3時、母の入院先(広島)から電話がありました。
夜間の見回りをしていたら、急変していてまもなく亡くなったとのことでした。享年89。
昨年末以来再々病院から「あまり時間はない」旨、電話連絡は受けていたので、タブレット越しとはいえ、週一くらいの頻度で、たまには子供も呼んで面会をしていました。2019年3月1日に脳梗塞で倒れてから3年弱、がんで緩和ケア病棟に移ってから1年4か月、お互い十分な時間を過ごしました。
ということで覚悟はあったのですが、その日と翌日は実は娘の受験でして、さすがに「ばあちゃん、あと1日我慢できんかったか?」とは思いました。息子を先に行かせて、私は翌日娘を試験に送り出してから広島入り。2人で荼毘に付しました。
最後までお菓子を楽しく食べていた母には、お菓子を送り続けておりましたが(今でもお菓子を見ると、送らなければならないような気になります)、病院でもきめこまやかに管理していただいていたことがわかりました。
2月、娘の受験シーズンも終わり、26日は、ピティナの入賞者演奏会。
ポーランドの作曲家バツェヴィッチを弾いて賞をいただいたので、やはりここは期待に応えねば(どういう期待?)というわけで、トルコの作曲家エルキンの「インプレッションズ」から7曲を弾きました。もともとエルキンのことは知っていたのですが、何年か前に友人からこの曲集の楽譜をいただいたのです。「そういえば・・」と取り出して弾いてみましたら、いけそうな気がしました(笑)。(といっても12月まではベートーヴェンの24番と26番にかかりきりでそれどころではありませんでしたが)。ちなみに抜粋した曲は、「遊戯」「小さな羊飼い」「小川」「牛車」「冗談」「飛翔」「ゼイベクの踊り」。拍子感の独特な曲もあれば、魂が浮遊しているような不思議な曲も入っています。ぜひ聴いたり、弾いたりしてみてください。
そういえば、入賞者演奏会の10日前には友人とこのような素敵な場所で練習してきたのでした。
3月初めは、深大寺のだるま市に行ってきました。米澤穂信さんの『満願』を読んで以来、いつか行ってみたいと思っていました。
もちろんお蕎麦も食べました。娘とひさびさにゆっくり外出できました。
3月13日(日)は広島で2台ピアノの演奏会。中学生、いや小学生の頃から知っているMちゃん(現在音大大学院生)と、モーツァルトの「2台のためのピアノソナタ(全楽章)」と、アルチュニアン&ババジャニアンの「アルメニア狂詩曲」を演奏しました。2台そのものもだいぶ久しぶりでしたし、2台のためのちゃんとした演奏会で弾いたのは、もしかすると13歳以来だったような気もしますが、2台オリジナル曲の難しさをあらためて感じました。
3月末は広島を経て、母の納骨のため鹿児島へ。
広島はよいお天気でした。25~27日と用事や仕事を済ませ、鹿児島へ移動。
卵を溶いたスープで食べる黒豚しゃぶしゃぶ、幼い頃から親しんだ照国神社、そして水族館。
霊園は桜でいっぱい。神主さんとは父の一年祭以来にお会いしました(来年はもう十年祭)
鹿児島から帰って2日経った3月31日は、豊橋での「第1回 愛知カンマームジークアカデミー」修了演奏会のお手伝いに。10時開演20時過ぎ終演。日帰りでのなかなかハードな一日でした。
一年ぶりにお会いする先生方、受講生。呉から移っていろいろ変わったこともありますけれども、なんらかの形でご縁をつないでいけるのはありがたいことです。
このほかにも、娘が振袖の撮影をしたとか(3月23日)とか、付近の物件を相当(?!)見歩いたとか、相続関係の書類のあれこれをやったとか・・・こうやって振り返ってみると、それなりに何かやってますね。勤めを持っていないと、ただダラダラ3か月過ごしたような気がしていけません(笑)。
新年度、コロナもウクライナもとにかく平穏になってくれるのを祈るばかりです。