アネッティワールド

日常の体験から・・・

巨大艦船「大和」 未来へのメッセージ

2017年05月14日 00時03分57秒 | 広島県

1年前にも呉に立ち寄ったのですがそのときは30分だけの素通りでした。

どうしても呉にある「大和ミュージアム」へ入ってみたかったので

念願叶って入館することができました。

呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムの正面です。

駐車場はすでに満車、正面にある You me イズミゆめタウンに駐車します。

 

観覧料500円 

いきなり戦艦大和が ドーンと 10分の1のサイズで忠実に再現されているそうです。

呉で建造された戦艦大和、

当時は不沈戦艦としてだれもが活躍を信じ

勝利を確信して呉港を出発したのでしょうね。

 

それが まさか 呉を離れて太平洋に出てまもなく 活躍すること無く撃沈されてしまうとは

誰もが耳を疑ったことでしょう。

三千三百三十数人の乗組員の内 生き残った人数はたったの二百七十数名

 

日清日ロで活躍した艦船の時代から 空の時代に変わっていた事に誰も気づいていなかったのでしょうか?

魚雷が命中して満タンの燃料に引火して

鉄の塊が溶けるように爆発し海底に沈んだ残骸が映し出されていました。

 

零式艦上戦闘機62型

人間魚雷「回天」という恐ろしい名前の魚雷の実物も展示されていました。

 

戦前は東洋一の軍港、戦後10年で世界一の造船国の一翼を担った呉港

 

技術進歩の過信が結果的に悲惨を生んだと言ってしまえばおしまいですが

犠牲の上に立った科学技術の進歩が今日の日本の躍進や希望に大きく貢献していることは間違いないでしょうね。

 

 

ゆめタウンの前では「海軍カレー」が6店舗ほど出店していました。

 

6種類のカレーすべては食べられませんでしたが

3種類は少しずつ頂きました。

 

憲法改憲の機運が高まる中

若い人たちにはこういったミュージアムを見学する機会も大切かな?と思いながらも

近隣諸国の問題があるだけに複雑な思いで呉を後にしました。