○さりげなく近代化遺産を歩く@大阪篇 その3
中之島といえば隣の、中之島中央公会堂〔大正7年(1918) 国指定重要文化財〕を見る。
この赤煉瓦が、天神の赤煉瓦福岡市文学館で知られる辰野金吾も関わっている(特徴?)という感じを与える。しかし図書館といい公会堂といい、規模の迫力があるなあと。中の通路の木製の椅子にキイロイトリたち(ちっさい♪)が座ってみたりして、時代を感じる。
中之島側から見える大江橋と水晶橋。こういうふうに残っているのも、一つ一つ近代建築であって「難波の名橋」である。江戸時代以前からあるものを近代に豪奢に建て替えるとか、さすが八百八橋と言われるわけである。それもセーヌ川の景に学んだとは…でも、高層ビルも関係なくばんばん建っちゃってるところが。
※(おまけ)淀屋橋駅前のVeloceでお昼にするキイロイトリ。オフィスも多い場所柄、人も多いけどわりと落ち着いていて…とかいって、こっちは午後からの仕事で出向先に直行なのだ!
本日のBGM: The View From Your Balcony / Pet Shop Boys (「Bilingual」)
派手派手アゲアゲのディスコ音楽だけじゃなく、時々ビートルズのごとく美麗なしっとりめの曲をよく作る人たち(本質的にはそういうところが支持されてるんだろうと思う、ロマンチックなようでいてしかし詞はシニカル)なのだが、こんな歌もあり。LondonじゃなけどOsaka through my eyes。この詞を聴きつつ歩くと、なんとなくゴージャスな気がする。ただ同じ大阪市内でもいろいろありすぎて、駅ごとに変化に富みすぎる。そして(親戚もいたりしてちょっとでも住んだことがある)東京ほどは知らない。文化的に東日本系であるうちの文化からみると西が「外国」なこともあり、自分のイメージの中ではまだまだ大阪はディープな感じがしてちょっと怖くて謎である。だからくまなく行ったことがないのだ…(来るとなると、個人的には大阪のドームだの大阪城Hだのやたら目的地が限られているからなあ^^;;)(20110912)