○「昭和の日」だそうなのでまたもや恒例企画:キイロイトリと中津市内の近代化遺産を歩くお散歩w
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駅の北口から寺町方面を目指して歩いてきて、目撃した瞬間に前知識なくてもすぐ「!!」(雰囲気が違う)と気づき、近づいてみたら、中津文化会館(リル・ドリーム)[昭和2年(1927)頃]という赤レンガの元倉庫。
手前の古い赤煉瓦部分は舞台ホールでライブなどに用いられており、後ろの方も事務室交流場所などに利用されていたりする文化施設だ。
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中津市歴史民俗資料館(旧小幡記念図書館)[昭和13年(1938)、登録有形文化財]。こちらもモダンな洋館である。小幡篤次郎の生誕地。現在は、中津市内の歴史だの、民俗資料の展示がされている。ぎしぎしと階段を登れる建物が渋い上に、展示物も渋く、2~3Fの明治~昭和あたりのミシンとかやぐらごたつとか生活用品を見ているうちに、時空の歪み感にくらくらとなる楽しみ。
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玄関のバルコニーといい、なんだろうねデザインににじむこの「昭和」感は。この街の昭和初期の賑いのようなざわめきを思う(サイコメトラーというわけでもないのだろうが…)
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ちなみに近くの民家も、ふと振り返ってみると、渋いものがある。確かに昭和に紛れ込んだような感覚が其処此処に。
豊後高田市まで行くとレトロ商店街そのものが観光地化されていると話には聞く(行ったことはない)けれども、中津なんかはこの街並みだけでも生活空間と連続していてかなりびんびん感じるが。
本日のBGM:
Let's Dance / David Bowie (「Let's Dance」)
駅北口のアーケード商店街も昭和50~60年代くらいの何かの感覚を感じて、ついレッツ・ダンスを。昭和といっても長うござんす。末期をナイル・ロジャースとスティーヴィー・レイ・ヴォーンで偲んでもいいじゃないかと。(20140429)