「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20171111つづき

2017-11-11 | 矮小布団圧縮袋

〇BGM:
 水曜どうでしょう「門別沖釣りバカ対決」(テレ朝2、11/11 21:30~)
 放送中。(1998年8月当時。大泉くん安田くん24~5歳)
    
 だいたい金田一少年の事件簿につよしくんと出てた佐野瑞樹くんとか、稲垣吾郎くんぐらいな人たちなわけだということは、そう考えてみるとわかる(鈴井さんや嬉野さんから見ると随分若手と仕事してたんだなと)
 これが釣りバカ企画の最初で、なぜか現在ローソンで展開してる一番くじのネタはここから始まったともいえるのか。
 元の話は実際約20年前なんだな。半分が病人なのに「大漁」(><)(20171111)
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本日の効果音(74)Corrente : Sonata in C minor / Michelagnolo Galilei(1575-1631)

2017-11-11 | 閑話休題・本日の効果音

〇先月のハウステンボスのお散歩中のところ。この日は朝、少し腰が痛かったのが、庭園と石畳の道をてくてく、わりと歩いているうちに身体がほぐれてきたためか、だんだん快復してきて、助かった。
 ここらでちょっと休憩:

   
 ここは、初めて来た「nijntje cafe」(ナインチェ・カフェ)

  
 キイロイトリ「アイス コーヒー オネガイ シマス」
 ブルーナのデザインのグラスで来るの。
 ミッフィーちゃんも隣におるで。(ポーズ的には似ているというか、並んでみたエリザベス)

 
 見かけるたびに毎回思うのだが、このキリンってなんかおかしいよね

 
 窓の外に広がるアムステルダム広場の、微妙な秋の空の色。
 
 この景色から「ヨーロッパの光と闇」に思いをはせるような、本日のBGM:
 Sonata in C minor corrente(3) / Michelagnolo GalileiAnthony BailesMichelagnolo Galilei: Intavolatura di liuto」Ramee RAM-1306 2014.3.)(「リュートのための作品集」マーキュリー 2014.9.)
 先日行った「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」の音声ガイドで流れていた音楽について、展覧会公式@福岡に、ついに紹介記事が(会場の観覧者から質問があってのQ&Aのようで、お問い合わせ下さった方に感謝♪)
 この展覧会を見ていて、しらふなのにだんだん眩惑されて呑んだ時の酔いが回ってくるような心地になったのは、マニエリスムこてこてでお腹一杯な感じの展示を見ながら聴こえてくる、安田顕さんの囁く声に加えて、さらに途中でde Monteのマドリガーレとかこの甘美な音楽が流れてきたのも一因だと思う。(おかげさまで、また良いBGMに出逢わせてもらった。ありがたや)
 ミケラニョーロ・ガリレイのソナタ・ハ短調の、3つあるCorrente(軽快な舞曲、コレンテとかクーラントとか)のうちの1つ。西洋琵琶のような音色、どこか静かな自然の森の中でつまびかれているような落ちついた感じも心地よい、達人アンソニー・ベイルズ氏の古楽リュート演奏盤のうち、この盤のバージョンのようだ(収録盤によって、装飾音の多少とか速度とかやや違うのがあるようだが、これはわりとシンプルな方)。


 歴史的建築物など見るととてもかっこいいようでいて、この時代のヨーロッパの感じというと宗教改革とかペスト流行とか30年戦争とかのイメージもあるからなのかもしれないが、ルネッサンスの世俗曲にはどこか、生と死、喜悦と憂愁、切実さとか愚かな欲望とか、さまざまな渾沌を巻き込んでいながら、一方で世俗的なのに狂騒から醒めかけて、どこか瞑想とか思索に引き込まれそうな、不思議な調べがある。宗教曲とか、バロックみたいなもっときっちりしたのとも違うんだけど、明るいだけでなくむしろ暗い、人の世の無常、メメントモリな闇の深さというのか。(そのへんはわかりやすいところではBSの関口知宏さんの「ヨーロッパ鉄道の旅」番組なんかでよくやってる)
 16世紀17世紀の音楽を聴きながら歴史を省みて、しかし21世紀の我々などもまさしく、死の舞踏を踊っているのに等しいのではないのかと。そういうことを、再び巡ってきた「11日」に思い出すのである。
 それにしても、これが400年前の音楽なのかと改めて思う。今聴いてもかなりPOPだ。これ選曲してきた人のセンスに「やるな」と感じた。そんな直球なところも「驚異の世界」を感じられる一つかも。このあたりの音楽はDAPに入れて典雅なお散歩BGMでよし。(20171111)


(台風接近前のアムステルダム広場付近、2017年10月)
(補足)さすがな選曲、といえば、2016年9月19日の午前3時頃、TVQ九州放送の「台風情報」でも、ずっと古楽リュート独奏のバロックぽいのが流れていた。嵐の前の深夜に偶然つけた時だったけど、静止画面でしみじみと来ましたな。よくあるアンドレ・ギャニオンでなくて、こういうのもありか、なかなかやるな、と思ったものです。
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