〇日曜、午前中は校正作業で、午後少し抜けてきたキイロイトリです。鹿児島本線で移動し、バス停にて
・<AKIRA FUSE LIVE TOUR 2022-2023 よみがえれ 昔日(せきじつ)の情熱>(北九州ソレイユホール、2/12 16:00~)
こないだの細野晴臣さんの番組でのシャボン玉ホリデイの話ではないが、大村崑さんと布施明さんは子どもの頃に見た時からイメージが全然変わらない上に現役である。
最初の「勝手に想い出」の時に、なぜかふぉ~ゆ~がこれを歌って踊る光景が「勝手に」脳内に浮かんでしまった(><)けれど、そこから一気に歌声の世界に。一度ほんとに生で聴いてみたかったので来てみた。というのはジュリーと同じで、噂には聞いていたが百聞は一見一聴に如かずで凄い。これこそ実際に会場で聴くべき。最初より歌っていくとラストまでどんどん調子が上昇していくのも凄い。ずっと歌い続けるというのは健康にもよいことなのだろうかと訝しむ。恒例らしいがマイク無しの朗々たる声量の響く時もある。Bryan Ferryさんより2つしか下じゃないはずなんだが。だが力任せなのではなく、歌の言葉がしっとりと、聴いているだけでよくわかる語り方になっている。歌唱を演じている。本当に歌手の人だ。とにかく彼を知らない人であろうとも、初めて来た人でも、この空間で歌声に接すると圧倒されるであろう。気力体力というか何かが漲っている。会場にいる人々が皆この声に包まれているという感覚の、いい空間です。温泉か。(以前Zepp福岡のVAMPSの時にも感じた感覚というか、ジャンル的には違うかもしれないが、生の声に包まれることでの滋養的な効能のようなものがある)
そして2月12日ということでSPでMy Funny Valentineもいただけてごちそうさまです。
世界情勢や景気や社会の不安、災害も多い中、だがやはり世界はあだやおろそかにはできず、たかをくくることもできない。何か特別な心地になる時間でした。まさにLIVE。ありがとうございました。
BGM:慟哭 / 布施明 (「50周年記念セルフカバー プレミアムセレクション」)
全く事前勉強をしないで入ってしまったのだが、それこそ有名な歌謡曲ナンバーはおなじみとして、それ以外でもこれは流れてきた旋律で知ってるぞ、と気づいた。個人的には2014年頃(そうだった、このころからウクライナ情勢は不穏で問題だったと書いている)、Carusoはプルシェンコ先生が氷上で舞ってたりパヴァロッティ氏が歌ってたりというイメージで、曲は知っていた。クラシックのオペラ歌手もカバーしていたと思うが、これを日本語詞にしてカンツォーネで歌いこなしてしまうのはAKIRA FUSE氏ならではで、ぐっとくる感じである。貴重。基本ラテン系なものを感じつつ他にも印象的なナンバーがたくさんあり、これは事後学習で復習してしまいそうな勢い(20230212)