「お通し」「最初の厚焼き玉子」
この時期・鴨鍋食べないと、年が越せない。もう十年を超えて、そうなっている。
で、何処よりも旨い名店「名車平」でとなっている。
しかし、今年は、名車平通いは少なかった。もう半年以上のご無沙汰だ。
店はさすが、年末。本日仕事納めの会社も多く、満席だった。
僕は、とびきり若いのを連れて行った。
もう1ヶ月前から「あの~鴨、いつ連れて行ってくれるんですか~」とうるさかったのだ。
ママに暫くぶりのご挨拶で、粛々と、飲み会は進んだのだ。
まずは、さっぱりが原則。
連れのリクエストもあって、アジの叩きだ。
ネギと身が、なめろうのように、叩き絡められ、完璧な旨さだ。
子ネギたっぷりに、酢がほんのり利いた、もみじおろしがたまらん!
若いのはね~~
やはし、から揚げ系。
から揚げそして、僕のお勧めの「軟骨のから揚げ」だ。
僕は1つだけ、軟骨を食べた。
旨い!
連れは「生大」をすでに3杯。
僕は、燗酒を、ゆくりだ。
途中マスターが挨拶にやってきた。
不義理をわびつつ、会話は弾む。
「さびしかったよ~」「でも、忙しいのはいいことだよ~」「何?燗なの。冷で1杯やってよ」と、僕に「麒麟山」の差し入れ・・・・
ありがたく・・・うれしい差し入れに涙したね~
「鯨の立田」「鯨の刺身」
この辺りで、鮮度抜群の「鯨」・・・ここならではに行ったのだ。
おじさんには塩辛。ここの自家製は旨いんだ。
いよいよメインに突入。
ここまで、お銚子4本(僕)・生4杯(連れ)だ!
さすが、若さ!生4ですでに5に突入している。
鴨鍋なのね。
信じがたい旨さだ。
脂が一見多いが、その脂、しつこさは無く・見事な旨みに化けている。
肉は野生を残し、けっしてやわではないが、噛むほどに旨みの塊になる。
そして、一緒に煮込まれた、白菜・下仁田ネギが旨い!
隠れているエノキも、いい仕事をしているのだ。
鍋の後は、雑炊しかありえない!
割り下を足して、沸騰・ご飯を入れて、沸騰。最後に溶き卵で、蒸す。
たまらないまろやかさだね~~
もう僕は、完璧な、仕上がりだった。
が・・・・・・・・・・・・!
この若い連中は、続きがあった。
「和牛ロースの網焼き」とな!
で、ご飯を1杯もらって、これ食べるんだもんなぁ。
おろしに黄身・これをこねこねして、実に旨そうな、タレであった。
あと、10年若けりゃ行ったかもね。
心置きなく、これで、年が越せる。
鴨・来月も行くのだ!