
白いやつ。

5月13日の話だ。
女房がご近所さんと井戸端会議中・・・
隣の空き家で、カラスがいたぶっている猫を発見・・・
そのカラスは、突きまわしたり、つかんで落としたりしていたらしい・・・
やがて、空き家の隣の麦畑に子猫が落ちたのを見て、カラスから救出すべく駆け寄ったらしい・・・
生まれて、1週間は過ぎてないだろう・・・・
相当弱っていて、じっとしている・声も出さない・目が目ヤニであかない・指がカラスにつつかれ、血が出ている。
湿った綿で水分を含ませたりしたがさて、水がおなかに入ったか?
スポイトで無理やり、牛乳を流し込む・・・

翌朝は、どうしても静岡なので、もう1度無理やり牛乳を流し込み、家を後にした。
まぁ・・寿命があれば、何とか生きたいなら生きているだろう・・・と・・
麦畑で救出したので、「麦(ばく)」と家人は言っていたが、俺は、獏かぁ・・まぁ、夢を食って満腹になれば、生きているだろうと、ひそかに「獏」と命名。

帰ったら、生きていた・・・鳴き声も・・いや、うるさく泣く。
かなり上手に、スポイトから飲めた。くちゅくちゅと、自分でおっぱいを吸うように飲めた。
こ奴、生きるかもしれない。
我が家には、それはそれは存在感たっぷりの「じんざぶろう(女どもはクリちゃんと呼んでいたが・・)」という、猫が居た。
ここらのボスだった・・・
何年も居た・・百万回生きた猫のように、ずっといたのだが、とうとう、俺たちの腕の中で死んでしまった。
ガンだった・・
あれ以来、猫を飼うのはもういやだなと・・思っていた。
女房は、「飼わない・・貰い手を探す!」と言っているが・・・さて、どうなるやら・・・
しかし、うるさいが、可愛いなぁ・・・・
こうして、5月24日がやってきた。
やつがやってきて、11日経過だ!


ついに、獏ハウスを乗り越え、落下するまでになった。
飛び跳ねたり、猫じゃらしに反応したりする。俺の足に乗ったりもする。
鳴き声3態。腹減ると泣く・・スポイトで牛乳も飽きるほど吸うと泣き止む。
腹は減っていないのに泣く・・・おなかがパンパン・・・ずっとお腹をさすってやると、排便する。そして泣き止む。
腹は減っていないのに泣く・・・おなかがパンパン・・・ずっとお腹をさすってやると、排尿する。面倒だぜ!
どうやら、やつは生き延びるようだ・・・・
さて、獏物語、第一弾の記事だぜ!
25日の2m圏内接触者。
濃厚接触・女房・獏・斎藤・・・2人と1匹。
会社(立ち話)・吉・永・石・鈴・4名。