シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

地車の足跡

2007年10月16日 | 散策
最近手に入れたGPS、geko201のデビューである。

 足腰がクタクタになる祭りで、果たして何km歩いているか知りたい。カシミール3Dへのデータ転送もできない状態で、とりあえず、2日間データだけ取る。

 15日、お楽しみのgeko201のデータ転送がやっとできた。最低限度の図示まで漕ぎつける。

腹のポケットに入れていたせいが、受信が切れ切れ。編集前のgeko201の集計データで、総延長51km。最高速度320km/時。なんじゃこりゃ。

はるか日本海海上まで一直線の間違いデータもあって、編集で削除したものの、カシミール3D上での総延長の集計の仕方が解らない。触っている内にgeko201の元データも消してしまった。

イメージで距離を掴もうにも、同じ道をいったり来たり重複しているので、総延長のイメージが湧かない。重複して通過するところは、ゴチャゴチャでピンポイントがわかりにくい。

海釣りで10m四方のピンポイントを保存しても、軌跡が重なると塗りつぶされて解らないような気がする。

果たして、3万円ほどはたいて買ったGPS、何かのオマケの万歩計より勝るものにできるか否か、私の勉強と家族の非難の目線に掛かっているのであります。

10月13~14日 祭りでてくてく

2007年10月16日 | 散策
10月13~14日 2日間に渡って、地車を曳航しまくる。

 初日は、午前中、公民館から神社へ。地車7台が神社に集結して、宮入の儀式。安全曳行を祈願して御払いを受ける。それから、昼休憩までひたすら曳航。家々から御花を受けては、無病息災その他いろいろな祈願を込めて、賑やかし。その御花が、祭りの活動その他、村の自治会の貴重な活動資金となります。村の風習として昔からあり、それに支えられている行事です。

 地車にはカネと太鼓が1組乗っているが、昼休みは誰も触っていない。後ろテコの仲間で太鼓の上手いY君に頼んで、一席、カネを叩かせてもらいます。カネは一度覚えてしまうと、太鼓の叩き手が上手いという条件付きですが、誰とでも、気持ちの良いシンクロ感が味わえるのであります。夜の練習のわずかな期間、1回ほどしかお手合わせしませんが、年中コンビで叩きまくっているようなシンクロ感を楽しませてもらいました。

 なんでも明日は彼女が来るとか。もし太鼓でイイトコロを見せたいときは、ぜひ俺を呼んでくれと冗談まじりで逆指名を入れました。

 午後はひたすら曳航。地車は、エンジンである引き綱と、角度の変わらないコマが4つ。後ろ端にはテコ棒1本。後ろテコの6~8人がセーノッで、押したり引いたりして後輪をずらし、地車の向きを変えます。コマは丸太の輪切りがタイヤ代わり。あらかじめ水を吸わせ、消しゴムのように磨耗して、かつ滑りやすくしておきます。それでも、いいかげんにやると息が合わずビクともしない。向きが変わらないまま、電柱に当たりそうになり、周りから罵声が飛んできます。

 後ろ両端のカド担当が、リーダー役となってタイミング、角度を判断して合図。誰かがデカイ声でセーノッと叫んで、静止摩擦力を突破する瞬時トルクを皆から束ねる。息が合うと、スッと軽く動く。動かす角度も、過不足なくピタッと決まる。 大場所でターンがビシッと決まると、後ろから拍手が聞こえる。後ろを向きたくなる気持ちを押さえて、次のコーナーに望むのが、後ろテコの美学であります。

 但し、岸和田の曳き回しのイメージとは少し違います。まず、子供や家族連れが引っ張るので速度はゆっくり。でも、道はクネクネ、カクカク。壁に電柱、植樹に車、場所によっては数cm単位ですり抜けて行きます。
 たまに広い通りで、勢いつけて鋭角ターン(曳き回し)をします。たまにだから楽しいのです。回数があまり多いと、運動不足な私らメタボは、振り飛ばされるか、カエルみたいに挽かれちまうのがオチです。

 夜は公園で、7台の地車が集結してパフォーマンス。踊ってはねての繰り返し。若手の出番です。凄い喧騒の中でも、隅でいったん座ってしまうとそのままの姿勢で寝てしまいます。最後は後ろテコも地車を前後に揺らして、パフォーマンスに参加します。それから夜10時まで曳航し、公民館で飲み食いして終了。

 2日目は、ひたすら曳航。

 昼休み、Y君からこっそり呼ばれます。彼女に太鼓でイイトコロを見せる、とのこと。外に出てみると、カワイイ彼女がいました。祭りに連れてきて、皆にお披露目ということは、イイトコロまで行ってる証です。
 コレは私もイイトコロを見せないといけません。昨日より高い完成度で、気持ちよく一席付き合うことができました。皆、中で食事に酒盛り。外は寂しく、私には祭り好きの美女とか、ギャラリーはなし。
 叩き終わると、オフクロと年が同じぐらいの炊き出しのおばちゃん達が、暖かい拍手をくれました。まあ、このぐらいのほうが、へんな期待・妄想をしないので良いのであります。

 昨日から丸2日間、朝から晩遅くまで、休みを入れながらも延々と引いてます。今年のように交代要員が少ないとさすがに辛い。サッと中腰になって、棒を押すポジションに長く入ると腰に来る。
 最後の1時間、地車を持ち上げて揺すったりする体力を回復するため、2時間ほどは歩きだけにしましたが、曳航の全工程はこなしました。一応は、完走(?)であります。