ハイピッチ・ミノー
適当にシンキングを作ると、私のルアーは大概底で逆立ちします。
別に苦労して調整はしていません。前に紹介したボトム・ミノーも同様。
バルサと発砲スチロールはほぼ同じような浮力ですが、水を弾いて水が浸みない特性を利用して、バルサのように中に組み込み、密封するという手間をばっさり省いているのです。
錘を腹に入れると、必ず底で寝てしまいます。
一方、速く、引き抵抗の軽い動きは、シャッドラップラパラを参考にしています。持っている方は、アイをみてください。
真横から見て、アイとラインが結ばれるリングが当たる内側(支点)とリップの水を受ける面(作用点・面)の位置関係に視点を当てます。
面よりも、ギリギリ支点が下にあるのがわかるでしょうか。
①支点が上にあるルアー
どんなに姿勢がロールして面が揺れても、支点が水圧に対して面を安定させる作用があります。
さかさまの傘(リップですね)に、上から水がドサドサ落ちてくるのを想像する。
柄(支点)を持つ限り、傘は暴れない。少しぶれても支点をしっかりつかむと、ぶれるのを抑制する効果があります。
ルアーの動きに変えると、横倒しが少なくなり、面が安定して、がっちり水をつかんで、ぐいぐい潜行するタイプ。
②支点が下にあるルアー
姿勢がロールして面が揺れても、支点が水圧に対して面を安定させる作用がない。ボディの形状や錘で上下関係をつけてやらないと、バンッと横倒しになって復元しません。
さかさまの傘(リップですね)に、上から水がドサドサ落ちてくるのを想像する。
下から先っちょ(支点)を持つと、傘が暴れるのをとめられない。少しぶれると、そのまま支えられず横倒しまでいってしまいます。
ルアーの動きに変えると、横倒しがマックスになり、面が左右に大きく傾いて、水を左右に取りこぼします。リップの面積の割には、潜らず引き抵抗が小さい。
早いピッチは、横倒しになって、水をこぼして開放されたリップが斜めに水を切って反対側斜め上に飛び出す時に生まれます。ラインを引っ張る方向に近い動きなので、早くなるのです。
リップの先っちょは、斜めに切りあがって、ボディバランスからの制約で頂点を向かえ、水平になりつつ水をつかみ、下に下がる。水圧が強くかかる前に、支点からの安定を得られない為、こらえきれずに反対に横倒しになって水をこぼし、また、斜めに切りあがる。真正面からみると八の字に近い動きをしています。
プンッと開放される瞬間、斜め下から水平近い姿勢になります。
ラパラでは、クランクベイトとかのシャロータイプ、L字っぽいリップや、フローティングマグナムも、このカップより支点(リングの内側)が後退している作り方です。
牛の餌ほどの種類のダイビングタイプがある中で、知っている限りラパラのみ。たぶんパテントか何かでマネできないと思います。
100人に聞きました。「ラパラがキビギビするのは?」「バルサだから」
に付け加えて、「リップを不安定にさせる支点にあり」と私は思っています。
作って販売される方、パテント調査は必須です。
適当にシンキングを作ると、私のルアーは大概底で逆立ちします。
別に苦労して調整はしていません。前に紹介したボトム・ミノーも同様。
バルサと発砲スチロールはほぼ同じような浮力ですが、水を弾いて水が浸みない特性を利用して、バルサのように中に組み込み、密封するという手間をばっさり省いているのです。
錘を腹に入れると、必ず底で寝てしまいます。
一方、速く、引き抵抗の軽い動きは、シャッドラップラパラを参考にしています。持っている方は、アイをみてください。
真横から見て、アイとラインが結ばれるリングが当たる内側(支点)とリップの水を受ける面(作用点・面)の位置関係に視点を当てます。
面よりも、ギリギリ支点が下にあるのがわかるでしょうか。
①支点が上にあるルアー
どんなに姿勢がロールして面が揺れても、支点が水圧に対して面を安定させる作用があります。
さかさまの傘(リップですね)に、上から水がドサドサ落ちてくるのを想像する。
柄(支点)を持つ限り、傘は暴れない。少しぶれても支点をしっかりつかむと、ぶれるのを抑制する効果があります。
ルアーの動きに変えると、横倒しが少なくなり、面が安定して、がっちり水をつかんで、ぐいぐい潜行するタイプ。
②支点が下にあるルアー
姿勢がロールして面が揺れても、支点が水圧に対して面を安定させる作用がない。ボディの形状や錘で上下関係をつけてやらないと、バンッと横倒しになって復元しません。
さかさまの傘(リップですね)に、上から水がドサドサ落ちてくるのを想像する。
下から先っちょ(支点)を持つと、傘が暴れるのをとめられない。少しぶれると、そのまま支えられず横倒しまでいってしまいます。
ルアーの動きに変えると、横倒しがマックスになり、面が左右に大きく傾いて、水を左右に取りこぼします。リップの面積の割には、潜らず引き抵抗が小さい。
早いピッチは、横倒しになって、水をこぼして開放されたリップが斜めに水を切って反対側斜め上に飛び出す時に生まれます。ラインを引っ張る方向に近い動きなので、早くなるのです。
リップの先っちょは、斜めに切りあがって、ボディバランスからの制約で頂点を向かえ、水平になりつつ水をつかみ、下に下がる。水圧が強くかかる前に、支点からの安定を得られない為、こらえきれずに反対に横倒しになって水をこぼし、また、斜めに切りあがる。真正面からみると八の字に近い動きをしています。
プンッと開放される瞬間、斜め下から水平近い姿勢になります。
ラパラでは、クランクベイトとかのシャロータイプ、L字っぽいリップや、フローティングマグナムも、このカップより支点(リングの内側)が後退している作り方です。
牛の餌ほどの種類のダイビングタイプがある中で、知っている限りラパラのみ。たぶんパテントか何かでマネできないと思います。
100人に聞きました。「ラパラがキビギビするのは?」「バルサだから」
に付け加えて、「リップを不安定にさせる支点にあり」と私は思っています。
作って販売される方、パテント調査は必須です。