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マチェーテについて、そのキルズ

2025-02-03 07:50:00 | アクション

 2010年のアメリカ映画。2013年に続編も公開。
 メキシコの元連邦捜査官が主人公。愛刀マチェーテを武器に暴れ回るアクション作品。

 YouTubeのおすすめ動画を見て、面白そうだなと思い視聴。
 元々は監督のロバートロドリゲス氏が別作品のギャグ要素として出した下りが本当に映画化されたという。

 さすがスパイキッズの監督なだけあり、なんかブッ飛んでますよねw
 まぁ、とりあえずは1作目の『マチェーテ』から。

 
 率直に言うと、面白いんだけど笑えないな。
 所謂、こてこてのアクション映画。議員襲撃の濡れ衣を着せられての逃走劇。

 敵の内臓を引っ張り出してターザン。そのままガラス突き破ったりw
 メキシカンテイストで結構グロい。アクションが破天荒で面白い。

 主人公のマチェーテも愛嬌があって良い。
 元敏腕捜査官でメチャ強なんすが、色仕掛けに弱くてスケベ。お茶目ですw

 アクションもキャラも派手だし個性的で、映画としては文句なし。
 ただ、やっぱ話がね。勿論、ジョークありきなんは分かるが……こういうのが笑えない時代になったなと。

 メキシコとアメリカ・テキサス州。不法移民のお話。
 2010年当時はただの問題提起だったり社会風刺でしかなかったのが、トランプ政権が始動した今となっては想像が現実になってますし。
 
 正直、このメキシコ移民の意見も……じゃあ、日本で移民が同じこと言い出したらどうなるか。
 実際にもう移民問題はニュースにもなってますしね。日本も関係ない話じゃなくなったよな。

 やっぱ移民側の意見って、なんか身勝手に聞こえちゃってね。他人事とは思えなくなった。
 アメリカ側も正しくはないと思うが、どっちが善か悪かではないよなと。見てて複雑な内容でしたね。

 それと話の流れが予言染みてて、ちょっと怖かった。敵方にマクラフリン議員ってのがおるんですが。
 話の設定やら展開がトランプさんと全く一緒なんすよね。銃撃されて支持率上昇する下りや。国境に壁を作り不法移民を送還とか政策もそっくり。

 映画は2010年。なにこれ、怖。
 なんかシャレになってなくて、途中から全然楽しめなくなったw

 スティーブンセガールが出てきたり、笑い所が沢山のお祭り映画なんすが、もう怖いw
 ロドリゲス監督の予知なんか、何れこういう人物が現れたり風潮や情勢の変化を分かってたってことなんすかね?

 未来をズバッと当てて、胸がザワつく。
 怖すぎてレビューどころじゃない。なんやねんこの映画w


 続いて2作目。『キルズ』です。
 今作は一安心でした。いや、普通に面白い映画w

 前作は主義主張が滲んでた気するけど、今作はスパイキッズみのあるド派手な内容で、もう心底「これを求めてたんだよ!」とw
 話の展開、キャラのハジケ具合、豪華キャスト。映画として全方位スケールアップしてる。とにかく振り切ってて、アクション映画はこうじゃないと!ってのが詰まってますw

 テロリストによるワシントンへのミサイル発射を阻止する作戦。
 そこから巨大企業の陰謀やら、話がどんどんデカくなって次回宇宙決戦! スターウォーズ! もう最高w
 
 マチェーテは首吊られても死なないわで更に 不死身度アップ。単純にもうバカバカしくて面白いw
 それにマチェーテ以外はバンバン死んでくんで、話が煩わしくなくてテンポ良い。話がサクサクが進むのが見てて心地いい。

 豪華キャストも引き継ぎで、今回はレディガガやメルギブソン。
 果てはイーロンマスクまで出ますw また予言かこれ?

 ロドリゲス監督って実はトランプ支持者なんじゃない?w
 スペースXが話題になった時期で流行り物に乗っただけなんだろうが。なんか不思議やな〜。

 一応、3作目が劇中でもギャグ扱いで予告されてたけど、そこから10年以上、続編は幻に。
 去年、ロドリゲス監督でインタビューで撮るつもりだって答えてらしいが。

 ここまで来たら完結編見たいけどね。
 トランプ政権が樹立した今だからこそ見たいw
 
 では、また。