はい、大傑作。
素晴らしい。めちゃくちゃ面白かった。
かわぐちかいじ氏の人気漫画原作、その実写化。
予告からかなり期待大でしたが、その期待に見事応えてくれた。
戦争映画……とは違うけど、日本でちゃんとした軍事映画が作られた。
それだけで意義深いと思う。まぁ、Amazonが出資した作品ではあれど。外資様々やなw
原作は未読ですが、世界観であったり不足な部分は感じなかった。CGも綺麗でさ。
原作とは話の展開が違うらしいけど。原作は冷戦を意識した作品。
そこは現代に話が置き換わって、案の定、原作厨の方々には評判良くない。
まぁ、原作厨の意見は当てにしないでくださいw この映画、しっかり面白いんで。そこは安心してほしい。
とはいえ、今のウクライナとか、第二次冷戦みたいなもんでしょ。
時代が巡って、偶然とはいえ、時勢を突いた作品やと思う。
てか、原作知らない方が楽しめるかな。
話の展開読めなくて、けっこうドキドキしました。
潜水艦バトルも見応えありました。てか、シーバットは全然攻撃しない。
海江田艦長の操舵術だけで敵を翻弄する。
基本は核ミサイルを持ってるか持ってないかのハッタリで乗り切るという。
戦争映画ではホントないんです。武器をチラつかせての政治が主。
ちょっとサスペンスっぽい。そこが良い。
軍事、政治を織り交ぜた濃厚ドラマ。近年でも異彩を放つ作品。
まぁ、終わりは「序章、完!」みたいな感じ。
この作品だけでは何も落ちてないんで。そこだけが不安かな。
続編への期待込みでの評価ではある。
多分、大丈夫だと思うが。俺は昨日、田舎の映画館で見てきましたが、人多くてびっくりした。
アニメとかなら分かるんやが、邦画でこんないっぱいなん初めて見たw
都会だともっと凄いやろ。ヒットは間違いなし。続編も問題ないやろ。
主演の大沢たかおさんがプロデューサーも兼ね。
かわぐち氏への企画説明やら自衛隊への撮影協力やら事務的な仕事を黙々とこなしてたらしい。
間違いなく今回の大金星ですね。作品へ取り組む姿勢、尊敬します。
監督は吉野耕平さん。『ハケンアニメ』の人。ジャンルが一気に飛んだけど、群像劇とか得意そうだしね。らしさが良く出てたと思う。
外資が関わるとシガラミが無くなって才能ある人が一挙に集まって良いね。
サウジアラビアが金出してグレンダイザー作る時代だから、これも時勢かね。
カスみたく言われてた漫画実写も最近は精巧な作品が多くなったな。
いつまでも「邦画ダメ」とか、古い価値観で生きてちゃあかんな。良い時代に生まれたもんや。
では、また。