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ぼっちざろっくについて、その結束バンド

2023-10-12 02:14:00 | アニメ

 きらら連載、はまじあき氏の人気漫画原作。ぼっちざろっくです。
 去年冬かなり話題になりましたが、遅まきながら見てみました。

 漫画の方は6巻で既に200万部突破。漫画アニメとも破竹の勢い。
 女子高生のバンド活動ということで、けいおんの再来。期待しながらの視聴。

 見てみたら、中々に尖った作品でしたw
 最近のアニメは見る人間に印象付けるためか、良くも悪くも特徴的。長所を伸ばす系が多いな。

 簡単に言えば、日本版『エブエブ』。
 主人公・後藤ひとりの妄想が爆発してるw

 ストーリーは、

 コミュ障で友達ができない女子高生・後藤ひとり。
 音楽を通して友達が作れるかもと、父親から貰ったギターを極め、動画配信では人気を博すも、ボッチなのは変わらず。

 悲嘆に暮れる最中、たまたま知り合った伊地知虹夏にバンドメンバーへ誘われる。
 念願のバンド活動。しかし、それは病的なコミュ障、ひとりにとって過酷な試練の幕開けでもあった。

 どっちかと言うとギャグ調。
 主人公のひとりが度を超すコミュ障ということで、その被害妄想。

 人の頭の中をアニメーションで大々的に描いていますw
 これは見てもらわんとピンと来ないと思いますが、見たら「あ〜分かる分かる」ってなると思います。

 頭の中が悩みでグルグル回る。コミュ障じゃなくても共感を覚えるような描写。
 ギャグかつ誇張ではありますが、映像表現としては見てて新鮮。画期的な作品なんじゃないすかね。

 ひとりもずっとコミュ障ってわけじゃなく、成長物語でもあり。
 それと、ひとりのギタースキルは既にプロ級って設定らしく。

 主人公最強物……は言い過ぎにしても、人前で演奏するのが苦手という枷がありつつ。
 弱点はあるけど、主人公に最初から能力がある。サクサク話進んでストレスフリー。そこも好印象。

 若干、話の展開は『YAWARA!』に似てるかも。
 令和のニューヒロイン爆誕ですねw

 けいおんとは違い、部活ではなくバンド活動。
 ライブハウスが舞台で、バンドメンバーはそれぞれ別のクラスや学校から集まってて。

 バンド活動のシリアス・シビアな部分も描きつつ、そこは捻りあって唯一無二の作品。
 バンドがテーマってことでちゃんと劇中で演奏される歌が作られてんですが、歌はけいおんの方が好きかな。

 最終話の「忘れてやんない」はビビッと来ただが。
 けいおんみたいに衝撃的な感じはないな。

 まぁ、そんぐらいかね。正直、それ以外は全てけいおんを上回ってる。
 総合的には話題になるのも頷ける、傑作アニメだと思いました。

 ただ、ワガママを1つ言うと……。
 きららアニメにこういうのは求めてないんだよな〜。

 『がっこうぐらし』とか、もう異色作はあるにはあるが。
 てか、百合が見たいんよw 百合百合しい作品が最近なくないか?

 ゆるキャンもそやが、最近は百合じゃなく女友達を描いてんのが多いな。
 喜多ぼっちは少しドキッとしましたが。基本は女子高生の青春物。

 元がそういうジャンルじゃないから仕方ないけど。けっこうあっさりめというか。
 どっかに豚骨ラーメンみたいな作品はないもんかね〜。

 では、また。