きらら連載、はまじあき氏の人気漫画原作。ぼっちざろっくです。
去年冬かなり話題になりましたが、遅まきながら見てみました。
漫画の方は6巻で既に200万部突破。漫画アニメとも破竹の勢い。
女子高生のバンド活動ということで、けいおんの再来。期待しながらの視聴。
見てみたら、中々に尖った作品でしたw
最近のアニメは見る人間に印象付けるためか、良くも悪くも特徴的。長所を伸ばす系が多いな。
簡単に言えば、日本版『エブエブ』。
主人公・後藤ひとりの妄想が爆発してるw
ストーリーは、
コミュ障で友達ができない女子高生・後藤ひとり。音楽を通して友達が作れるかもと、父親から貰ったギターを極め、動画配信では人気を博すも、ボッチなのは変わらず。悲嘆に暮れる最中、たまたま知り合った伊地知虹夏にバンドメンバーへ誘われる。念願のバンド活動。しかし、それは病的なコミュ障、ひとりにとって過酷な試練の幕開けでもあった。
どっちかと言うとギャグ調。
主人公のひとりが度を超すコミュ障ということで、その被害妄想。
人の頭の中をアニメーションで大々的に描いていますw
これは見てもらわんとピンと来ないと思いますが、見たら「あ〜分かる分かる」ってなると思います。
頭の中が悩みでグルグル回る。コミュ障じゃなくても共感を覚えるような描写。
ギャグかつ誇張ではありますが、映像表現としては見てて新鮮。画期的な作品なんじゃないすかね。
ひとりもずっとコミュ障ってわけじゃなく、成長物語でもあり。
それと、ひとりのギタースキルは既にプロ級って設定らしく。
主人公最強物……は言い過ぎにしても、人前で演奏するのが苦手という枷がありつつ。
弱点はあるけど、主人公に最初から能力がある。サクサク話進んでストレスフリー。そこも好印象。
若干、話の展開は『YAWARA!』に似てるかも。
令和のニューヒロイン爆誕ですねw
けいおんとは違い、部活ではなくバンド活動。
ライブハウスが舞台で、バンドメンバーはそれぞれ別のクラスや学校から集まってて。
バンド活動のシリアス・シビアな部分も描きつつ、そこは捻りあって唯一無二の作品。
バンドがテーマってことでちゃんと劇中で演奏される歌が作られてんですが、歌はけいおんの方が好きかな。
最終話の「忘れてやんない」はビビッと来ただが。
けいおんみたいに衝撃的な感じはないな。
まぁ、そんぐらいかね。正直、それ以外は全てけいおんを上回ってる。
総合的には話題になるのも頷ける、傑作アニメだと思いました。
ただ、ワガママを1つ言うと……。
きららアニメにこういうのは求めてないんだよな〜。
『がっこうぐらし』とか、もう異色作はあるにはあるが。
てか、百合が見たいんよw 百合百合しい作品が最近なくないか?
ゆるキャンもそやが、最近は百合じゃなく女友達を描いてんのが多いな。
喜多ぼっちは少しドキッとしましたが。基本は女子高生の青春物。
元がそういうジャンルじゃないから仕方ないけど。けっこうあっさりめというか。
どっかに豚骨ラーメンみたいな作品はないもんかね〜。
では、また。