今年1月公開のガンダム映画。興行収入は50億を突破。歴代ガンダムの中では最高額なんだとか。
2002年にSEED、04年にデスティニーがTVアニメ放送。今作は本編終了、その2年後を舞台にした後日談。
21世紀最初のガンダムにしてファーストを意識した原点回帰作。
人類は宇宙へ進出。その過程で生み出された、人間を宇宙環境へ耐え得るよう作られた新人類コーディネーター。
地球と宇宙へ分かれた世界。
それはやがて人間の憎悪を内包した戦争へと発展していく、といったお話。
元々、2006年に劇場版が発表され、そこから製作中止と再開を繰り返し、ようやく公開に至った紆余曲折の作品。
ファンとしてはまさに待望の映画。俺もガチファンではないですがTVアニメの方は見てました。
劇場版の予定があったとは今まで全く知らんかったが、子供の時、学校の教室で友達と話してた作品が帰ってくるとは。
なんか不思議な気持ち。多分、多くの人がそういう懐かしさを持っていたから、こんだけ大ヒットしたんやろね。
ただ、評判はよろしくないというw レビューサイト見てびっくりしましたが。
まぁ、SEED自体が元々、賛否両論あった作品やし。実際どんなもんか、ワクワクとヒヤヒヤしながらの鑑賞。
まず総評から言うと、面白いやん?
意外に面白いっすw 話がシンプルだし。2時間の映画ながらテンポも良い。
シリーズを総括するお祭り映画として、完成された作品やと思う。
まぁ、レビューに言われてるようなツッコミ所はもちろんあるんですが。
『コードギアス』ってレビューに書かれてて、「は?」と思ったが、見たら意味がよう分かったw
アコードという、コーディネーターの上位互換の存在が出て超能力を使う。
後、『ギャグアニメ』ってレビューも。
確かに後半は、アコードの超能力へ対抗するためとはいえ、空気的に悪ノリな感じ否めん。
早足展開だったり安易な設定なんは、それはそうだし正しい。
こう見ると、低評価批判も納得できる正論ばかりやと思う。
でも、実感としては、そんな悪い印象は受けないんよね、なぜか。
なぜかは分からないけど。やっぱりシリーズの集大成であるお祭りの雰囲気が色濃ったように感じる。
批判は理解できる。でも、「言いっこなしでしょそれはw」っていう、そういうレベル。
批判したい気持ちは分かるけど、そういうの虚しくない?って。
好き嫌い分かれそうな作品で、あんま強く断言はし辛いんですが。
TVアニメを見て楽しんだ記憶のある人はぜひ見るべき作品。もしレビューを見て敬遠してる人おるなら、それで見ないのはちょっともったいないなと思う。
まぁ、強いて悪い所を言うなら、ラクスのパイロットスーツがパツパツ過ぎてw
お色気シーンなんだろけど、エロいというよりかは「なにあれ?」って気持ちの方が強い。唯一あそこだけやな懸念は。
このブログで何作かガンダム作品レビューしたけど、今んとこ1番やわ。
傑作とまではいかんけど、「劇場版はこうあるべき」ってのをしっかり抑えてた内容やと思う。
なんか良い経験というか、見て元気の出る作品でした。
では、また。