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ハイエナロードについて、そのパシュトゥンワリ

2018-04-24 11:03:00 | 中東映画
アフガニスタン紛争、復興事業に参加するカナダ軍。
しかし、その場所はかつてアレキサンダーも嘆いたほど、あらゆる生き物が殺し合う死の大地……製作費15億円のカナダ映画。

カナダ軍全面協力。カナダアカデミー賞3部門受賞の大作です。と言っても録音賞とか、監督脚本みたいな主要な賞は取れてないって時点で御察しくださいw
まぁ、静かな映画。地味ね。賞が全てではないが、それ相応それなり。恋愛とか省いてもっとハードボイルドなやつが見たかった。

ストーリーは皮肉ちゃ皮肉でよく練られてる。
自分が放った弾丸が、自分が正しいと思った判断が恩人の死に場所を奪い、結果的に自分で自分を殺すことになる……

今思えば「索敵しろぉ!!」って感じw こんな簡単に敵に近付かれていいんか。
最後は市民軍が攻めてきたの? 一応友軍……のはずなんよな。タリバンとか、ビンラディンフセインカダフィ。複雑で、誰を殺したところで中東の戦いは終わらないんすよね。

そこに今の戦争の現実がある。正直、関わらなきゃいいのに。結局、国内の話ですから。
ちょっとずつ磨り減るように人間が死んでいく。原住民はその何十倍も死んでるわけなんですがね。

他国が介入するからまたややこしくなる。そうと分かっていても色々な思惑があるわけで……戦いを止められないのは先進国も同じかもしれない。
では、また。


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