1964年、見合い結婚が嫌で地元の岩手から飛び出すように上京。
それから55年後。
夫に先立たれ突然1人になってしまった桃子、75歳。
物思いに耽り、単調な毎日。
そして、ふと振り返る。自分の人生は本当にこれで良かったのか──?
へぇ、これが樹海村の続編、牛首村かぁ。
違いますw
でも、一瞬ガチで思った。明るい樹海村じゃん。
すっげーノホホンというか、幻想的というか、支離滅裂というかw
さすがは「南極料理人」の沖田修一監督。期待を裏切らない。
まず登場人物が独特。
心の声「どうせ」、寂しさ123。これが役名だからな。
妄想や独り言の擬人化。この時点でかなりのハイセンス。
てか、桃子さん。統失じゃないの?w
統失患者も妖精や小人の幻覚見たりするもんね。
まぁ、認知症の症状なんだろうけど……。そういう比喩的な表現なのかなと。
もしくは一人暮らしあるあるとか。ありますよね? 一人でいると急にデカイ独り言言ったり踊り出したりしちゃうこと。
ないとは言わせないw
生活感を童話みたいに誇張して描いてる。
孤独な老人の心の中とか回想を映像化してる感じ。
ただそれを暗くは描いてない。これは監督の持ち味ならでは。
唯一無二じゃないですかね。こういう人生の光と影をフラットにする見せ方は。
主演は田中裕子さん。
この人の出演作は「翔ぶが如く」しか見たことないけど……てか、そのせいか方言で喋ってる印象しかないw
今作は岩手弁。ネイティブがどんなもんか知らんが、かなり上手いんじゃない?
ただ半分くらい何言ってるか分からんw 上京して何十年になるんだから、もっと砕けた感じになるのでは?
この頑なな方言押しは謎。もっと普通に喋って欲しかった。
そして、何より東出昌大さん。
とうとう事務所を解雇されたそうで。
正直、今まで全く興味なかったし、演技見るのもこの映画が初めて。
この人、めっちゃ演技上手くない?
びっくりしたよ。うま~。
最初の定食屋のシーン。第一声から引き込まれた。すげ~。
感動した。蒼井優さんを完全に脇へ追いやる存在感。
事務所出されるぐらいプライベートは相当のクソなんでしょうが、演技は本物です。
騒動後にも何だかだ仕事が続いてるのはこれが理由なんですね。
1日の王さんがブログで笠智衆と称してましたが、まさにそんな名優への階段を登ってる。スターの片鱗をまざまざ見せつけられた。
もう不倫ぐらい許したれw 俺はたった今許した。
とにかく仕事さえ続けてくれれば何でも良い。
芸能人にそんな清廉潔白なんか求めたところでな。
ファンからしたら夢を壊された気分になるんかね。今の時代、仕方ないとはいえ……
まぁ、今度不倫する時はバレないようにやんなさいよってとこw
この映画の見所は東出さんに集約されてる。
ノスタルジックな雰囲気であったりベストマッチ。
東出さんの応援ブログになっちゃったよw
では、また。
朴訥とした感じが良いですよね。
見ようによっては棒に聞こえる人もいるのかな?w
それすら歳を取るにつれ、味になるような気がします。
これからが凄い楽しみな役者さんです。
東出さん自身、反省しなきゃいけない部分は多々あるとは思いますが (^^;
他人がそこまで責めることじゃないですよね~
まぁ、それも時間が解決してくれると思います。
他の出演作も見てみたいです。では、また。
不倫したからってファンやめたりしませんよ。不倫なんてそのご家庭の問題じゃないですか?視聴者があれこれ言うのっておかしいと思います。
東出くんの良さを認識してくださって嬉しいです。私はこれからも応援していきま〜す(^o^)
杏子