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サバイバルについて、その彷徨

2022-05-25 19:03:00 | 漫画

 ゴルゴ13でお馴染み、去年に亡くなられたさいとう・たかを氏。
 そのディザスター漫画。

 ストーリーは、

 197X年、地殻変動による巨大地震で世界は崩壊。
 偶然、生き残った少年。主人公・サトル

 過酷な世界を、経験を糧に、身一つで生き残る。

 災害系、日本沈没とか好きな人にはたまらん作品です。
 読んでてドキドキする。この終末感、狂おしいぐらい好きw

 普通だったら仲間が増えるとかありそうだけど。
 どこかに定住するとかもなく。基本はサトルの1人旅。

 70年代の作品とあって、冷戦真っ只中。
 現実の緊迫感も相まってか、現代の作品とは凄みが違う。

 それに現代に通ずるというか、的を得てる内容でもある。
 志賀じいさんはガチの預言者だと思うw

 地球温暖化の嘘とか。未だに信じてる人がいるみたいだけど。 
 50年前からこれを言ってるってのがね。

 昔の漫画家ってインスピレーションが凄いよな。
 「工業重視で農業を蔑ろにしてる」って件も、現代を突いてる。

 少なくとも小麦は今年の秋冬には食えなくなる。
 これまず、ほぼ確定と言われてます。

 ウクライナ戦争による、輸出入の乱れ。他の物品もそうだけど。
 特に小麦は各国、輸出を停止してる国が出始めてる。

 んで、日本の小麦輸入先である米豪新は今や異常気象の真っ只中。
 不作が確実視されていて、戦争の揺さぶりも重なって……

 じゃあ、日本にはコメがあるじゃないか?って、いやいやいやw
 今の需給率や生産者の高齢化の悲惨さたるや……

 小麦が手に入らないと、コメも今の値段ってわけにもいかないしな。
 何より、小麦を扱う業種は一挙に不況へ陥ると。

 地殻変動のような劇的なことは起きずとも。
 真綿で首を締めるように、地獄というのはゆっくり近づいてくる。

 そういう意味では現実は小説より奇なりってとこかな。
 皆さんもサバイバルを読んで、危機に備えましょう!!w

 では、また。



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