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ゴジラについて、そのマイナスワン

2024-05-10 08:04:00 | 特撮

 2023年最大の話題作。ゴジラ70年周年記念作品。
 山崎貴監督作のマイゴジ。アマプラ解禁とのことで見てみました。

 去年夏に予告見てから面白そうでドキドキしてた。
 でも、結局『沈黙の艦隊』を優先しちゃったんよなw

 沈黙の艦隊も面白い作品やったから別に後悔はないんだが。
 何で二者択一にしちゃったのか今を持ってしても謎w

 言わずもがな大ヒットで、山崎監督はアカデミー賞視覚効果賞受賞。アジア圏で初受賞。
 監督としての受賞はスタンリーキューブリック監督以来55年ぶり2人目という快挙尽くし。

 歴史的な大作。こちらも気合いを入れないと。
 まぁ、いざ見てみたら「あぁ、そういう話ね」という感じw 割とあっさりしてたかな。

 キャラの心情や人間ドラマ重視。
 前半は終戦から復興、敷島と典子の生活に焦点を当ててる。

 ゴジラは主役じゃないんすね。主役は敗戦から立ち上がろうとする日本人。その対決。
 まぁ、言われてみれば舞台が1947年の日本で壊すもん少ない兵器も軍隊もないで、しょうがないというか、当たり前だよなって感じの話筋。

 まぁ、これはこれで話として面白いから凄いんだが。
 特攻逃れの敷島、そのトラウマからゴジラとの対峙。震電で戦い挑むのめっちゃ興奮した。

 山崎監督といえばドラえもんとか、アニメの印象が強いけど。
 元は『永遠の0』や『アルキメデスの大戦』とか戦艦戦闘機を描くのが得手という、見事に自分の得意技でゴジラを作ってみせた。感服。

 一時期、映画版ドラクエの酷評で吊し上げられてたのを名誉挽回&面目躍如ですね。
 映画の借りを映画で返す。映画監督としてこれ以上ない仕事。マジで尊敬します。

 こうなると気になるのは続編。唯一この映画の不満点は、やっぱゴジラの暴れるとこもっと見たいなっていう。
 物ブッ壊しはシンゴジラで散々やったでしょってことで山崎監督もこういう作風にしたんやろが。

 ドラマと娯楽性。中々両立は難しいんかな。
 まぁ、これからシリーズになるにしても最高だし、単品にしても傑作なのは変わりない。

 では、また。




 PS.

 この映画が『オッペンハイマー』と同時期というのもなんか運命的に感じる。
 アメリカが1946年に実行した2度目の核実験《クロスロード作戦》。作中のゴジラはこれにより被爆し怪獣として目覚めます。

 もしオッペンハイマーがゴジラを見たら何て言うだろうか。
 こういうクロスオーバーあったら面白そうなのにw




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