
東京モーターショーに行ってきました。
友達と3人で行く予定が、一人の身内に不幸があり、二人旅になりました。
「ジジイあるある」ですね。
地下鉄を乗り間違えて、入場予定時刻を大きくオーバーしてしまった。
これまた「ジジイあるある」でした。
会場で歩きすぎて、膝が痛くなった。
悲しい「ジジイあるある」です。
未来を垣間見ることについては、楽しく感じられ納得しました。
テーマの「OPEN FUTURE」と豊田会長のいう
「モビリティで人と”好き”をつないでいきます。スマートなだけじゃない、もっと楽しい未来を作るために」
というコンセプトが、素人の私でもうかがえるものでもありました。

ただ、現実は、
1991年時には201万人の入場者数が、昨年は74万人。ジリ貧傾向が否めません。
それに対する工夫もあるようで、
高校生以下無料
体験型イベント
キッズコーナー? 校外学習?できている小学生。
など、新たな取り組みがされているようです。

しかし、私が初めてのモーターショーで感じたことは、
『会場が2つに分かれていることの不便さ』
モビリティを謳っている割には、会場が2か所でシャトルバスの待ち時間が30分以上。

『展示している車が少ない』
外資系企業で出展したのはメルセデス・ベンツやルノーなど4社5ブランドのみでした。
(2年前の前回は9社15ブランド)

ずいぶん派手にマスコミでも取り扱っているようだが、勢いのないイベント感が否めません。
過去を知らない私だが、その凋落傾向が感じ取れるものでした。
『見る側に不親切』。特に素人には。
メーカーごとの、博覧会場のパビリオンのようだが、私の興味は、未来の車はどのようなものかで、その興味はメーカーではありません。
また、個人的に興味のある車種は限られており、その車種での各社の比較を見てみたかった。それには、同じスペースで並列して展示することも、『あり』ではないかと。
各社の比較が、コンセプトや展示方法に偏り、車種ごとではないことに、面白さに欠けるものでした。
さらに、コンパニオン?の方は、素人オヤジの稚拙は質問にも、丁寧に答えていただけたのですが、ネクタイを締めたメーカーのおじさんに「荷物を積むスペースが小さいですね」と言ったところ、ムッとされてしまいました。
メーカーに対する個人的な思い入れのある人には面白いかもしれないが、「未来」や「変遷(過去)」を見るなら、もっとテーマを絞って一つの会場でもよかったかもしれない。(過去については2年ごととはいかないだろうが)

東京ビッグサイトという器が小さいことも、盛り上がらない原因の一つではないだろうか。
大きなスペースで、大手企業だけではない、ベンチャー的なメーカーの勇気ある挑戦も、比較して見てみたい気がします。それが、自動車業界の発展にもつながるのではないでしょうか。
とにかく、企業側のPRが先行して、見る側の都合は2の次ではなかったかと、素人は思ってしまいます。だから、リピーターは少なくなり、動員数も減少するのではないだろうかと思うのです。
今回、親しい友人に誘われて、東京モーターショーデビューを果たしましたが、「車は単なる移動手段」という自分も、「2年後の変化」に興味が湧きました。
2021も見に行こうかと思います。
迷わないように地下鉄を使って・・・。