こんなニュースが目にとまりました。
<「桜を見る会」来年度は中止 官房長官が発表 >
11/13(水) 16:36配信 毎日新聞
「桜を見る会」来年度は中止 官房長官が発表
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、首相主催で毎年春に新宿御苑で開かれる「桜を見る会」を来年度は中止すると発表した。安倍晋三首相の地元後援会関係者が多数参加し、招待基準が不透明だと野党が批判しており、菅氏は「さまざまな意見があることを踏まえ、政府として、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討していく」と話した。
また「長年の慣行」として首相官邸や与党に対して招待者の推薦依頼を行っていたことも明らかにした。官邸分については「首相、副総理、正副官房長官に推薦依頼を行ったうえで、提出された推薦者のとりまとめを行っている」として、事実上の招待「枠」があったことを認めた。
「桜を見る会」を中止するということは、
『「長年の慣行」通り行うことには問題がある』ということでしょう。
しかしながら、公費を使っての『不明瞭な招待者の人選』を指摘しているのは野党で、当事者の与党は『中止』をもって、幕引きと考えているようです。
相変わらず、「うやむや」のうちに煙に巻く・・・手法。
筋の見えた三文芝居を繰り返し見せられているようで、うんざりです。
「桜を見る会」には、与党代議士の後援会関係の方のみならず、芸能人・スポーツ関係者等、いわゆる「インスタ映え」する人たちも呼ばれているようです。
笑顔で記念写真に収まる首相の姿が、ニュースで流れていました。
これらの方々は、招待状を受け取った時、嬉しかったと思います。
私も声が掛かったら・・・正直・・・「嬉しい!」
でもよく考えてみると、
「選挙権」を持つ人たちや「インスタ映え」のする人たち。
この人達は、もしこの会が「公費を私物化するような集まり」であったとすれば、
「知らないうちに悪いことに荷担してしまう」的なことにならないでしょうか。
悪徳通販サイトで、勝手に写真を使われてしまった芸能人のように。
これ、怖いことですね。
受けた恩義は返すのが人として当然でしょうが、金品で議員を判断するのは辞めましょう。
昔、時の総理大臣がリクルート事件でおかしくなった時、地元の人がインタビューで、『こんな時こそ、恩返しで盛り上げていくんだ』的なことを仰ってました。
国会議員は、県会議員と違って、国全体の政を行う人です。
「おらが国の先生」は美談にはならないでしょう。
わたしも、美味しい話に乗って「知らないうちに・・・」にならないように、
気をつけます。振り込め詐欺と同じように。