『任命責任は、政策の実現で・・・』
これは、先日安倍総理が記者団の前で言っていたことばです。
『政策の実現で・・・』は、政策が実現できる与党サイドの発言で、野党には言えないことです。
つまり、政権与党では許されて、野党には行えない特権といえるでしょう。
「責任を実感している者」が取る責任の取り方に於いて、このような立場の違いによる差があって良いものだろうか?
それに、よくよく考えてみると
「自分のやりたいことを頑張るから許して」
的な発言にも聞こえる。
桂小三治師匠も、銀座ブロッサムでの独演会で
『任命責任任命責任って何回も言ってんだから、自分で責任とれ』
って仰ってました。
でも、
よく解らないのは、「河井克行法相が31日、参院選で当選した妻の案里氏が、参院選選挙運動を巡る週刊誌報道を受け、辞任した。」ことです。
公職選挙法違反であれば、当然本人が議員辞職すべきことでしょう。
夫婦といえども、お互い独立した個人であり、有権者の信任を得た公人なのだから、「亭主がやめる」のはお門違い・・・と考えてしまいます。
広島3区の人たちは、どう考えるのでしょうか?
やっぱり「法務大臣」という肩書きだからでしょうか?
辞めるということが、事実を認めることであるとすれば、法務大臣という役職を私物化しないで、案里氏に
『議員辞職しろ!』
と言う方が先かも・・・とか思ってしまいます。