「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』申請の手引き を読みました。
12日の国会でも取り上げられていましたが、『支給対象者の要件』の1⑤に
<コロナ感染症の影響でアルバイト収入(雇用調整助成金による休業補償を含む(※3))が大幅に減少(前月比(※4)の50%以上減少)している>
との記載があります。
50%と謳ったからには、それを証明する書類が必要となるのでしょう。またまた事務処理が煩雑になりそうです。
それを見越してか、人員の選抜は所属大学側で行うようです。
同要件の2に
<上記1.を考慮した上で、経済的理由により大学等での修学の継続が困難であると大学等が必要性を認める者>
とあります。
大学側の選抜事務は、文部科学省の顔色を見つつ、50%減という壁に神経を使わざるを得ない状況に追い込まれるでしょう。
でも、よく考えてみると、本当に生活が困窮している苦学生にとっては、たとえ減収が10%であっても、学費が払えなく退学に追い込まれていく状況を生むのではないだろうか。
50%という数字には、どれだけの意味があるのか?
将来日本を背負って立つ若者だけでなく、日本という国に『夢』を抱いて来日してくれた留学生の皆さんをどう支えていくのか・・・。
留学生の扱い(技能実習生もそうだが)は10年20年先の日本外交を左右する大切な問題だと思うのだがどうだろう。
私たちの子や孫が苦境に立たされた時(国家間紛争だけでなく、感染病や天災などを含めて)日本を知る彼らが、私たちの子や孫を支えてくれると思うのです。
これは、次の世代に残してあげることのできる大きな財産だと思います。
現政権ができる数少ない財産だと・・・。