総選挙が終わりました。
国民審査の結果は
今回も「×」が5割を越えて罷免される裁判官はいませんでした。
しかし、夫婦別姓を認めない判断をした裁判官は、比較的×が多かった(1割強)ようです。
不思議なことに、世論調査で夫婦別姓を認めても良いとする意見は3割を越えています。
この差は何なのでしょう。
やはり有権者が事前に調べていかなかったからでしょうか。
それとも、罷免するほどではないとの判断でしょうか。・・・解りません。
投票率は
衆院選投票率は55.93%だったようです。
この投票率の低さは、平成8年度小選挙区制導入後に顕著になった傾向です。
日本に二大政党を・・・というかけ声の下に「小選挙区」を導入しましたが、組織票を持つもののみが恩恵を受けて、与党の一人勝ちとなっています。
注目すべきは、小選挙区制導入と共に投票率が下落したことです。
「死に票」が多くなったことで、諦めてしまうのが原因でしょうか。
投票率を上げるには、「中選挙区制」に戻すのが手っ取り早い。
今は二大政党ではないのだから・・・。
結果は
あれだけ問題が山積していた自民党は「絶対安定多数」を得ました。
国民は「現状で良い」という判断でしょうか。私には理解できません。
比例区で復活当選した議員は、全176議席中、なんと130議席になっています。
比率にして『73.9%』という高さです。
「小選挙区比例代表並立制」ではありますが、130名もの議員が小選挙区で『落選』したにもかかわらず、議席を得るというのは、どうも納得いきません。
130選挙区の選挙民の判断はどうなるのでしょうか。
小選挙区なのだから、1人は当選しその他は落選するのです。
落選も選挙民の民意です。
これは本当に良いことなのでしょうか。
こんなことなら『中選挙区制』に戻せばいいんじゃないか。
投票率が上がることも期待できます。
<参考>比例代表 当選当確一覧