『 思考の整理学 』という本を読みました。
「東大生が読む本」といううたい文句だったので、どんな本かと手に取ってみました。
内容は次のようなものでした。
Ⅰ グライダー 不幸な逆説 朝飯前
Ⅱ 醗酵 寝かせる カクテル エディターシップ 触媒 アナロジー セレンディピティ
Ⅲ 情報のメタ化 スクラップ カード・ノート つんどく法 手帖とノート メタ・ノート
Ⅳ 整理 忘却のさまざま 時の試練 すてる とにかく書いてみる テーマと題名 ホメテヤラネバ
Ⅴ しゃべる 談笑の間 垣根を越えて 三上・三中 知恵 ことわざの世界
Ⅵ 第一時的現実 既知・未知 拡散と収斂 コンピューター
第一版が1986年4月24日ということで36年も前なのですが、決して古さを感じない内容でした。(流石にコンピューターの部分は時の流れを感じましたが・・・)
特に印象に残ったところを挙げると、
『見つめる鍋は煮えない』しばらく放っておく時間が必要だという諺
『ひとりでは多すぎる。ひとりでは、全てを奪ってしまう』米国女流作家ウィラ・キャザーの言葉
『ピグマリオン効果』教師の期待によって学習者の成績が向上すること
馬上・枕上・厠上の『三上』、夢中・散歩中・入浴中の『三中』よい考えが浮かぶところ
学校はグライダー人間の訓練所である
少し難しい表記もあるが、学生時代に読めばよかった・・・と思わせてくれる本でした。
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