『スノーデン 日本への警告』という本を読みました。
対談形式の内容が二部構成でまとめられた本です。
第一部が「スノーデン 日本への警告」
第二部が「信仰の自由・プライバシーと監視社会」というものでした。
特に印象に残ったのが、第一部の
『日本の監視政策は、世界に類を見ないほどの秘密主義です』ということばと、それが政治の意思決定のプロセスや官僚の質を変えてしまう・・・というくだり。
対談は2016年でしたが、今の日本(モリカケ桜問題など)を預言しているような内容に驚きました。
第二部の『アメリカでさえテロリストに殺される確率より浴槽で溺れ死ぬ確率の方が高い』という事実と、にもかかわらず「対テロ政策」の名の下に、プライバシーが脅かされている現実でした。
確かに日本でも、『国家防衛』といえば、「兵器やそれに準ずるもの」に偏り、今日問題になっている感染症対策などは、過去に於いて扱いが小さかったように感じます。
『世界に類を見ないほどの秘密主義』の国で生活する私に、一石を投じてくれた本でした。
とても読んで良かったと思えたし、「元CIA情報員が政府の秘密をリークした」程度しか耳にしていない人たちには一読の価値があると思いました。
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