退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

佐々木朗希投手

2022年04月19日 05時02分20秒 | テレビを見ました


ロッテの佐々木朗希が2試合連続完全試合を逃しました。


予想されたとおり、重鎮と呼ばれる方々からの非難の声と比較的若い評論家からの賛同の声がマスコミを賑わしています。


2019年夏の選手権岩手県決勝での國保陽平監督采配がニュースとなった時と同じです。


しかし、今回は少し様相が違うようです。


なんと云っても、今回の井口采配に対して、ファンやマスコミの論調が肯定的です。

試合をテレビ観戦していた私も、「勿体ない」よりも「次があるさ」と思わせてくれるほど彼のピッチングは素晴らしい内容でした。


日本の高校野球のあり方が論議されはじめて久しいですが、彼のピッチングにより風向きは一気に変わったように感じました。

パイレーツ筒香嘉智選手が盛んに主張していた10代野球選手の競技対する取り組み方の問題を思い出しました。

筒香選手が言っていた
「甲子園に本当に行きたいのは誰なのかというと、結局、監督や部長ではないか・・・いちばん勝ちたいと思うのは、選手ではなく監督やコーチだから」
という言葉が印象的でした。


野球は「道」から「スポーツ」に、大きな一歩を踏み出したのかも知れません。

 

 

久々にプロ野球を見てみたいと思わせてくれた佐々木投手。テレ東も含めて感謝です。(なぜか9回を見ることができなかったが、佐々木選手が交代したからだろうか・・・?)

 

 


ロッテはこの試合を落としました。

このことで、目前の1勝より育成を重視した井口采配がさらに輝いて見えました。

 


(追)このブログですが、以前のテンプレートが古くなり使えなくなる旨をプロバイダーから知らされましたので、変えました。
自分でもまだしっくりしないのですが、よろしくお願いします。

 


文書通信費

2022年04月15日 04時49分15秒 | ニュースより


以前話題になった『文書通信費』について、新たな展開がありました。

文通費見直し法案が衆院通過  JIJI.com 4.15


漏れ聞くところによると、支給を月割りから日割りに変えただけで、それ以外の問題点「使途制限」「残金の返還」「内容の開示」などは手つかずのようです。

更に、なぜか名称を『調査研究広報滞在費』に変えることが盛り込まれています。
これは世論の批判をかわすための常套手段ではないか。

そして、「広報」を入れることで「自身の選挙活動等」にも転用できる可能性を残したのではないか。


これは、世論が求めていた「税金の適正使用」と逆行しています。


月割りを日割りにするという点で譲歩する代わりに、支給される金銭の使い方を自由にするという<損して得取れ>的な法案ではないだろうか。


ウクライナのニュースに報道が振り回されている「間隙を縫って」国会議員に都合の良い形で法律を改悪する・・・至って姑息なやり方に思えてなりません。


ずっと思い続けているのですが、今の国会議員達には自分を律する法律は作れない・・・。

つまり、国会議員の所作に関わる法律は、第三者が原案を作成し、公表した後国会で議論するしか方法はない気がします。


ミステリと言う勿れ

2022年04月14日 07時18分22秒 | テレビを見ました

『 ミステリイと言う勿れ 』というドラマを見ました。


見るともなく見た第1話がとても面白く、その後のめり込んでいきました。
 


原作は田村由美さんの大ヒットマンガのようですが、全く知りませんでした。


菅田将暉さんをはじめとする俳優陣も上手な方ばかりで、クラシックを中心とした挿入曲も良く、全12話を大変楽しく視聴しました。

King Gnu(キングヌー)さんの「カメレオン」も雰囲気にマッチしていました。


第2話以降は物語が複雑に絡み合っていて、最後まで引きつけられ続けました。

最終話は続編を予感させるもので、早く見てみたいものです。

 

ミーハーな私は、第5話で小日向文世さんが手にしていた『自省録』を読んでみました。
(私が読んだのはNHKテキストですが・・・。)

その中に、
皇帝化させられてしまわないように、染められないように注意せよ。それは現に起こることだから。』(六巻30章)
お前が何か外にあるもののために苦しんでいるのであれば、おまえを悩ますのは、その外なるものそれ自体ではなく、それについてのおまえの判断なのだ。』(八巻47章)
とありました。


今のプーさんのことを言っているようです。


面白かったので、神谷美恵子さん訳の岩波文庫も読んでみようと思いました。


人新世の「資本論」 という本を読みました

2022年04月10日 17時10分57秒 | 本を読みました


『 人新世の「資本論」 』という本を読みました。

話題になっていたようなので、何となく手に取りました。


内容は
第1章 気候変動と帝国的生活様式
第2章 気候ケインズ主義の限界
第3章 資本主義システムでの脱成長を撃つ
第4章 「人新世」のマルクス
第5章 加速主義という現実逃避
第6章 欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
第7章 脱成長コミュニズムが世界を救う
第8章 気候主義という「梃子」


だいたい『マルクスの資本論』が全く未知の世界で、頭が『?』のオンパレードとなってしまった。

資本主義は経済成長をしないと成り立たない・・・と云うことを初めて知り、まるで泳いでいないと死んでしまうマグロのようだと思ってしまいました。

もしそうだとすれば、いずれ限界が来るのだろうかと心配になりました。

 

記憶に残ったところは「価値」と「使用価値」ということば。

私たち人間が生きていく上で必要な「使用価値」と、貨幣で測られる「価値」との対比です。

 


未知の言葉の連続で、私には難しいものだったし、理解しにくい(実感が湧かない・想像しづらい)読みものでもありました。


自分の中に存在しないものに出会ったドキドキ感は、わずかに理解した部分に少しありました。

 

 


間違いを正す勇気

2022年04月03日 04時29分27秒 | ニュースより


選抜高校野球が終わりました。


目に止まったエピソードがありました。

センバツで誤審「人生終わりだ」 塁審を救った“野球の神様”


審判は、正しくジャッジして当たり前の立ち位置ですが、間違えることもあります。

そんな時、意地となって判定を通す人が多い中で、自分の間違いを認めた勇気に拍手を送りたい。


私が関わっていたソフトボールであったことです。

ある球審が、試合の序盤でミスジャッジをしました。
きわどい低めのストライクを「ボール」と判定したのです。
試合後、その審判さんは最後まで「そのストライクゾーンを通した」と自慢げに話をしていました。
ジャッジがコロコロ変わることによる試合への影響を考慮した・・・風に。

私には、誰からもクレームのつかない「ストライク・ボールの判定」に対し、ミスジャッジだと非難されたくなかったとしか思えませんでした。

審判の威厳(体面)を優先したのです。

しかし、彼は投手がそのコースに投げるために、どれだけの努力をしたかを知らないのです。

 

権力のある者は自分のミスを認めたがらないようです。

「ミスはあってはならない」という覚悟を、「ミスはない」と勘違いしている。

そんな人たちには、今回の審判団の爪の垢を煎じて飲ませたいものです。