時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

レセプションの雑談 Phonology Fest 1

2006年06月20日 | Indiana大学
Phonology Fest初日。聞いていたとおり、McCarthy先生、いい講義です。小さい人で驚いた(勝手な思い込み多すぎ)。日本人でもやや小さいほうの私とあんまり変わらない。でかい人だと思ってました。午前中二番目のAttila先生(スタンフォード大)、まだこういう経験が浅いそうで進行には若干のもたつきがあるものの、内容は面白い。OTでバリエーションを扱おうという人なので、いちばん期待していたのですが、勉強になりそう。どこの名前かと思ったら、フィンランドの方みたいです。

OTSoftというソフトウェアご存知でしょうか。OT(ご存知かと思いますが、Optimality Theory)の制約と、入力に対する出力候補をいくつか、それぞれの候補の違反の数などをExcelの表として準備して、そのソフトで計算させると、理論上可能なすべてのランキングの組み合わせと、その場合選ばれる出力などの可能性をはじき出してくれるというもの。紙の上の分析で見逃している制約ランキングの序列や、制約の立て方が適切でなくて決定不可能に陥っている場合のチェックができる(計算がクラッシュする)、などの利点があるし、それ以上の利点もまだあるそうな。友達は「何がいいのか分からない。自分でやればいいのでは?」でも、「あんたは使ってみたいと思うタイプだよね」と言われました。すっかり把握されてます。開発者はUCLAのHayes先生だそう。Attila先生のWebサイトからダウンロード可。
http://www.stanford.edu/~anttila/teaching/indiana/variation.html

さて、夕方からレセプション。スナックが出て食いまくりましたが、講師とはたいして話さず院生たちでおしゃべり。アジアの学生が集まるとW杯の話に(私が振ったんじゃありません)。出場しているうち韓国、サウジアラビア、日本の学生がそろいました。サウジのMajdiは0-4で負けたばっかりでへこんでました。韓国のドンミョンさんは控えめながら余裕。日本はどうなの? 引き分けでも可能性は残るの? と聞かれ、「だめ、ブラジルに2点差以上をつけて勝たないと望みがない」というと、吹き出したあと「ごめんごめん」。いやいや、いいですとも。いっしょにいたアメリカ人のNathanは、興味なし。

なんだか最近、政府が補助を出しているそうで、キャンパス内にアラブ諸国の学生が一杯いるのです。英語ができない人が多いらしくて、とりあえず英語をやらされている人が多いよう。で、サウジの試合は、学生会館のTV周りのギャラリーがすごい数になり、みんなヘコんでたそうです。

レセプションも終わって残った人たちとしゃべっていたのですが、たまたま私を除くと全員アメリカ人の男性。こっちは話題がNBAファイナル。そりゃW杯どころじゃないでしょうよ、あなた方は。私は「戦ってるのはマイアミと・・・ どこでしたっけ?」と聞く始末。「ダラスだよ」と言われて、さらに「ダラス、って、どこ?」 ここでもいたNathanは、NBAも興味なし。そういう人もいますね。ともあれ、せっかくの機会なので、一生懸命くらいついてしゃべりました。ネイティブのおしゃべりに入るのがいちばん難しいので。

昨日にさかのぼると。自転車で走ってたら「Kenji!」と車からガーナのAbudraiが声をかけました。帰ってなかったみたい。政府から飛行機代が出してもらえなかったようです。代表チームの快勝、喜んでました。

写真は内容と関係なし。これがキャンパス内でよく見るタイプの普通の大きさのウサギです。葉っぱ食ってます。

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