今年も来ました桜の季節、今年もネットでお花見しましょ。
「年々歳々花相似たり、歳々年々絵は同じからず」
各地の花の様子から。
歌川広重 武蔵小金井
歌川広重 上野清水前
井上安治 浅草観音
歌川国芳 横浜廓
三代目歌川広重 銀座
歌川広重 浅草奥山花屋敷 歌川広重 京都嵐山
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この「NOLI ME TANGERE」という作品はまだまだ大家の佳品も多いのだが、今回はとりあえずこのあたりまでとする。
Charles-Andre van Loo Van der Werff Eustache Le Sueur
Janssens Wildens Paolo Veronese
Claudio Bravo
Willem Forchont Luca Giordano
Bernardino Luini Alexander Ivanov
◎ 左のViti の絵には、大天使ミカエルと多分聖アントニウスと思われる髭の老人が描かれているのだが、その関連性が分からない。聖アントニウスと判断するのは足元の豚に拠っている。この聖人は家畜の守護聖人である。
Timoteo Viti タペストリー
Maurice Denis Harold Copping 不詳
Nik Helbig Roy de Maistre
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復活祭は過ぎたが、当ブログは「祭」そのものより美術作品鑑賞が主体なので「Noli Me Tangere」の続きである。
Noli Me Tangere の作品が多いのは ヤン・ブリューゲル二世である。
以下に 13 点並べてあるが、中には別人の模写もあるのかもしれない。
画像がぼけていて不鮮明なものもあるが、かなり似ていても細部では違っている。
例えば 4と5と6 とはかなり似た構図なのだが、4と5とではマリアの後の籠と手押し車が違っており、5と6ではマリアと背景の並木の位置を比べてみれば 5 のマリアは右寄りになっていることがすぐわかる。
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まずは、イエスの復活場面から。
Fra Angelico
イエスはマリアに謂いて曰く
「NOLI ME TANGERE. Do Not Hold Me. 勿触我」
Tiziano Vecellio Correggio Nicolas Poussin
Sandro_Botticelli
Rembrandt Hans Holbein the Younger
Andrea del Sarto Antonio Gonzalez Velazquez Rubens
El Greco Andrea Mantegna Jacopo Tintoretto
Luca Giordano Gustave Moreau Hans von Aachen
特別付録 イースターカード
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クリスチャンではないパースケには関係ないのだが、春分後の満月の過ぎた最初の日曜日ということで明日はキリストの復活を祝う復活祭である。
復活後最初にイエスに出会うのはマグダラのマリアで、彼女は初めイエスを墓守だと勘違いするが、イエスに声をかけられ抱きつこうとしたのだろうか、イエスから「Noli me Tangere 私に触れてはいけない、神のもとへ行く前だから」と拒絶される。ヨハネ伝の20章にあるこの場面はクリスチャンにとって重要な出来事だろうから、これを描いた作品は非常に多く、私の手元だけでも100点は越えている。
とりあえず、本日は予告篇としてモノクロ画像を掲載。
Albrecht Durer Maarten de Vos Anthony van Dyck
Raphael school Rembrandt Peter Paul Rubens
Paul van Somer Jose de Ribera
Francesco Albani Royal-Size Bible
Bartolomeus Spranger Juliaan de Vriendt
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5 のボンデティア Bonditia については資料なし。
6 Penthesilea ペンテシレアはトロイ戦争に登場するアマゾネスの女王である。
最後の絵はアキレスと戦って殺されるのだが、アキレスが女王の死を惜しみ嘆く場面である。
Johann Heinrich Wilhelm Tischbein
7 エステル、8 ユディト、9 ゼノビアは以前にまとめてあるので順に一点ずつ。
Giovanni Antdrea Sirani 部分 Hans Baldung Grien
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3 アルテミシアは一昨日の画像では -tia とあるが -sia と綴るのが通常のようである。
ところで「カリアの女王 アルテミシア」というタイトルの絵には剣を手にしたものと杯を持ったものと二種類あって、解説などで同一人物のように記述しているものがあるのだが、これは「アルテミシア一世」と「二世」とするのが正しいようである。
◎ アルテミシア一世
小国の女王ながら、男勝りの気性で「戦場を駆ける女」の異名を持つほどで特に海戦の戦いにすぐれてペルシャ王クセルクセスの厚い信頼受けていた。九人に選ばれているのは剣を持つこちらなのだが、最古の女海賊とも言われているそんな女王がなぜ賞賛されるのかは分からない。そしてそんな重要人物にしては、本格的な絵画作品は少ない。
なお、最後六点目は「ヴァイキング クイーン」というタイトルでアルテミシアとはっきり言ってはいない。
◎ アルテミシア二世
一世から百年ほどのあとの二世は一世とは対照的な献身的貞淑な妻としての王妃である。夫マウソロスの死後跡を継いで女王となり、夫のため美しい霊廟を作ろうとする。これは後に「ハリカルナッソス、またはマウソロス霊廟」として世界の七不思議の一つになっている。結果的には未完成のまま彼女も亡くなるのだが、伝説では、夫の遺灰をワインとともに飲んで息絶えたということで、見られるごとくレンブラント始め多くの画家がこの最期の場面を描いている。
不詳 Rembrandt Johann Heinrich Tischbein
Francesco Furini Gerrit van Honthorst Hendrik van Limborch
Giovanni Antonio Boltraffio Florentine School Domenico Fetti
◎ フェルメールの絵との関連を指摘されている絵画
Domenico Fiasella 1589-1663 Johannes Vermeer 1632-1675
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昨日のイラストだけだといささか欲求不満に陥るかもしれないので・・・
1 Queen Elizabeth I
エリザベス女王の肖像画はたくさんあるが、なるべく美女っぽいのを選んだ。二段目の二点は参考までに。
デスマスク これはいただけない
2 Deborah
旧約聖書土師記の中の預言者。ナツメ椰子の木のもとで裁きを行った。
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私にとってはこの九人がどんな基準で選ばれたかいうことより美人かどうかが問題なので、そしてかかる優れた女性はみな美人だったという前提にたっているので、そのつもりで見てやってください。
このうち過半数は過去にとりあげてもいるので、明日多少の補足をするつもりである。
1 Queen Elizabeth I 2 Debora 3 Artemetia - queen Carian
4 Margaret - Henry VIの妃 5 Bonditia 6 Penthisilia queen Amazones
7 Hester 8 Judith 9 Zenobia
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描かれた往年の名女優たち。
※ 1 のグレタ・ガルボは違う作者かもしれないのだが・・・
1 Greta Garbo 2 Joan Crawford 3 Jane Russell
4 Deborah Ker 5 Ava Gardner 6 Elizabeth Taylor
7 Mae West 8 Brigitte Bardot 9 Dolores Del Rio
10 Shirley Temple 11 Marilyn Monroe 12 Merle Oberon
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