本日の女王連はいつものように四スートのセットではなく、どれも一枚ずつしか存在しない。従ってタイトルも「20女王」とすべきなのだが・・・・
これはあるカード会社のdesignコンテストの応募作品で、製品ではなく一枚の原画のようである。
一段目が入賞作品だが、以下は順位とは関係ない。
本日の女王連はいつものように四スートのセットではなく、どれも一枚ずつしか存在しない。従ってタイトルも「20女王」とすべきなのだが・・・・
これはあるカード会社のdesignコンテストの応募作品で、製品ではなく一枚の原画のようである。
一段目が入賞作品だが、以下は順位とは関係ない。
本年初登場と言うことで身元素性の記された方々
左から順に定説の アルジーヌ、ラケル、ユディト、パラス ( アテナ)
お色直しした上の四人 右上隅に名が書かれているのだが・・・
ギリシャ神話の女神 ヘラ、アテナ、デメテル、アルテミス
にほんじんにはなじみがないが北欧神話の女神
イドゥン ・ 黄金のリンゴの管理神で詩の神の妻
シフ 美しい黄金の髪の女神
フレイヤ 豊穣の女神
フリッグ 愛と結婚の女神
左から スザンナ、ルクレチア、ジャンヌダルク、ユディトで、いずれも当ブログ登場済みの美女。
いかにも古めかしい感じだがカードとしては新しいものだと思う。
新年特番とあって、ピンナップガールもタロットカードで賛助出演。
もっともオリジナルではなく既成の絵画に背景を配して作った作品で、実際のカードかも不明。
女王 法王 隠者
月 星 世界
運命の輪 審判 力 節制
魔術師 恋人 悪魔 死
女ジョーカーと言ってもなかなかの美女もいる。
ところでジョーカーの札には二段二三枚目のように角のような帽子を被り四枚目のような菱形模様のタイツとか赤黒の派手なタイツのものがあり、名前もハーレキ(クィ)ンとなっているものがあるがゲーム上は同じだと思う。
ハーレキンはもともとイタリアの即興仮面芝居の道化役の名前アルレッキーノ Arlecchino からきている。欲張り,大喰らい、悪賢く悪戯好きで芝居の流れを引っ掻きまわすという役どころ、日本の狂言の太郎冠者といったところで、フランスではアルルカン Arlequin という。
因みに仮面劇にはもう一人のパリアッチョ Pagliaccio と言うのがいて間抜け、阿呆の道化で笑いを取り、これがピエロ Pierot のもとで、さしずめ漫才のボケ役、アルレッキーノはツッコミ役になるだろう。この役柄と現実の出来事の狭間で苦しむ役者を描いたのがレオンカバルロの歌劇「パリアッチ」である。
Qとダイヤのマークがあっても、ダイヤの女王の札ではなかろう。
二枚目はハートの女王なのかハーレキンなのか両方なのか不明。 文字ではなく星のマークなどが用いられる。
頭文字もJ、H,Q、Aなと゛いろいろ。
゜
先々週の小林清親「花模様」と似た作品で、年代も江戸以前から数も増えて全50作品である。
各時代の髪形衣裳の女性を前面に、背景に時代を示すような古めかしい絵がついている。
建武 1334 文安 1444 ● ●
慶長 1596 元和 1615 寛永 1624
寛永 寛永 正保 1644
この「O」は「オー」ではなく、或る職業をを表す六文字の英単語が入る。日本語なら「会社員の奥さん」というような具合である。
さてこの素敵な美人奥方達の旦那様の職業を当てられるだろうか。もちろん特殊な職業ではなくごく普通の職である。
三段目はタイトルを消してないので、そこは見ないで当ててほしい。
◎ 見られるごとく「Farmer's Wife」、つまり「農夫の妻」、砕けて言えば「お百姓さんのおかみさん」達である。
ところで、この雑誌は19世紀末から20世紀前半まで続いたアメリカの雑誌で、農家の主婦を対象にして農業関係、家事、料理などをを扱っていた。