明治から昭和にかけての風俗版画家。
「今姿」は54作が確認されているというが、53作まではなんとか漕ぎつけた。
今姿には一段目三枚のように白枠のもの、枠に別の絵が描かれているもの、中の絵が枠にまではみ出したもの、更には中の絵と枠の絵が繋がっている三段目左端のようなものといろいろな形がある。
おおこわ ・ 絵巻物 ・ 雪牡丹
花かげ ・ 勇み肌 ・ 涼しの影
おどろき ・ 萩の宵 ・ お参り
明治から昭和にかけての風俗版画家。
「今姿」は54作が確認されているというが、53作まではなんとか漕ぎつけた。
今姿には一段目三枚のように白枠のもの、枠に別の絵が描かれているもの、中の絵が枠にまではみ出したもの、更には中の絵と枠の絵が繋がっている三段目左端のようなものといろいろな形がある。
おおこわ ・ 絵巻物 ・ 雪牡丹
花かげ ・ 勇み肌 ・ 涼しの影
おどろき ・ 萩の宵 ・ お参り
十二支と縁のある寺社を背景に、更にそれらに関連した人物を描いたものだが、とにかく浮世絵の見立は現代人には分りにくい。
例えば 大黒様のペットは白ネズミ、それに大黒頭巾の幼児というふうに関連づけるようである。
子 伝通院 大黒天 ・ 丑 向島 牛嶋神社 ・ 寅 神楽坂 毘沙門天
卯 亀井戸 妙義社 ・ 辰 深川八幡 富士 ・ 巳 ●● 弁財天
昨日までの30点と本日の11点目まではまずまず観られたと思うが、最後3点はこの有様。
ただ蛍狩とか茶の湯だということの内容は分るので一応枯れ木の賑いとして並べて置いた。
庭の萩 ・ 献上の菊
炉開き ・ 虫十三沢 ?
長局 ・ ●まき
新参舞 ・ 初雪
雪かき ・ 手鞠
山里のさま
前述のごとくタイトルがボケたり崩し字だったりして読めないもののほか読めても意味が分らないものもある。
化粧 ・ ?
盆石 ・ おちば ? ( 雙六 )
三曲 ・ 弾琴
読みもの ・ 御弾き初め余興
初午の投げもの ・ 嘉祥 ?
この「江戸錦」は同じ周延の「千代田の大奥」や「徳川時代貴婦人の図」と同様、大奥か上級武家の奥方などを中心として一年の行事や芸事などの生活を描いた一枚ものの作品のようである。
ただこの作品の大きな画像を、しかも纏めて展示しているサイトはほとんど見当たらず、あちこちうろつき回って何とか四十余点にしたが、不鮮明でぼやけたものが多く、それゆえタイトルも読めないものが多々あることを御諒承されたい。このシリーズを一か所で纏めて眺められるのが取り柄だろうか。
元旦 ・ 追羽根
うぐいす ・ 夜の梅
雛拝見 ・ 夜桜
藤 ・ 吹上の菖蒲
活花 ・ 花寄せ