石版画というとなんとなくレトロな古めかしい感じだが、リトグラフというと本格的な美術作品の感がある。
現代では石ではなくアルミなどの板だそうだから、確かに石販ではなくもっと広い意味の平版ということになろう。
そんなリトグラフでお目にかかる琴の多い画家作品を何点か並べたものである。
鏑木清方 上村松園 山川秀峰
伊東深水 東郷青児 竹久夢二
Marie Laurencin Jean-Pierre Cassigneul Fujita Tsuguharu
Marc Chagal Pablo Picasso Henri de Toulouse Lautrec
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現代では石ではなくアルミなどの板だそうだから、確かに石販ではなくもっと広い意味の平版ということになろう。
そんなリトグラフでお目にかかる琴の多い画家作品を何点か並べたものである。
鏑木清方 上村松園 山川秀峰
伊東深水 東郷青児 竹久夢二
Marie Laurencin Jean-Pierre Cassigneul Fujita Tsuguharu
Marc Chagal Pablo Picasso Henri de Toulouse Lautrec
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貴族令嬢や芸者以外の一般の女性のもの見られる。これらは「額画」という名称で一枚売りされていたようである。
三枚目は「東京美人」とあるから貴族ではないらしい。右端は素人なのか遊女の類いかはわからない。
◎ 石版画はポスターを始めとして商業美術の世界で活躍する。
森永菓子 福助足袋 クラブ歯磨 酒・さくらまさむね
三越 大阪商船 アサヒ屋
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本日は芸妓編である。
木版浮世絵では吉原の花魁が多かったけれど、こちらでは柳橋などの芸者が多いようである。
これまでの違って以下のものは、玉喜久とか福助とか名前の付いたのがあっても、どれも似たようなポーズ・似たような顔で区別がつかない。
最後のものは「廓の花」とあるから花魁のようである。
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明治の中頃から大正にかけて、西洋から入ってきた石版の技術による石版画が流行する。現代のわれわれから見ると写真とも絵画ともつかない独特の雰囲気を持った版画である。しかしこれによって皇室の方々の肖像画が普及していったのであろう。そしてそれまでの木版の浮世絵とは違った新しい美人画としても広まっていったようである。
明治天皇・皇后と皇族方
宮中の女官
左端は柳原愛子典侍 大正天皇の生母で柳原白蓮の叔母。次は「内侍弄笙之図」という題だがこれもそうだろう。
以下は華族の令嬢など上流社会の女性たち。「貴顕」「貴嬢」などとあって、高嶺の花の憧れだったようである。
◎ 柳原愛子 補足
愛子は「なるこ」と読むようである。
この人については、過去にも取り上げているが、その時は下掲の絵で、今回の石版画ではない。
今回の二枚目をこの人と推定したのは、下の国周の絵に依ったのである。
豊原国周 「音楽美人揃」 月岡芳年「美人七陽華」
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過日、下のような写真と見間違えるほどのモノクロの鉛筆画美女を扱ったことがある。
モノクロ鉛筆があるならカラー鉛筆の絵もあるはずで今回はその特集。
まずは同じ美人女優のモノクロ画とカラー画を上下二段に並べてみた。
Ava Gardner Elizabeth Taylor Vivien Leigh Audrey Hepburn
オードリー辺りだと写真ではないとわかりやすいが、モノクロとカラーとは別人作品のようである。
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