20世紀前半ごろに人気のあったというピンナップガールのイラスト画家ベストスリーを以前扱ったことがあるが、その時取り込んだ残りで暫くおつきあいのほどを。
まずは第三位の Gil Elvgren から。
春章のものは歌人の絵姿で面白味はなかったが、国芳のものは歌の内容に沿ったものである。
ただ手元には58枚しか集まらず、残りが半分近くあり、もともと揃いがないのか、そろっていても全作公開されていないのか不明。その中から女性の姿を中心にしているものを展示。
春過ぎて ・ かささぎの ・ 花の色は
山川に ・ 忘らるる ・ 契りきな
今はただ ・ 恨み侘び ・ 春の夜のむ
音に聞く ・ 憂かりける ・ 見せばやな
春章は勝川派の師として多くの門人を擁していて、葛飾北斎も「春朗」として師事した絵師である。
この作品は、歌留多の読み札のように歌人と和歌が描かれた冊子である。ただし天智・持統両天皇は文字と絵が別ページになっている。
男性はお呼びでない当ブログなので、女流歌人だけ。
持統天皇 ・ 小野小町 ・ 伊勢
右近 ・ 道綱の母 ・ 儀同三司の母
和泉式部 ・ 紫式部 ・ 大弐三位
赤染衛門 ・ 小式部内侍 ・ 伊勢大輔
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1913年から1936 年まで発刊されていたアメリカの月刊誌、内容は時事問題、大衆文化、ファッションなど。
1983年以降にも同名の雑誌が刊行されているが、扱うのは戦前のイラスト画の表紙である。
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