以前豊原国周の「東京三十六会席」という作品を扱ったが、それに対応する作品。
国周と芳年は歌川国芳門下の同門で何かと対比されることも多かったと思われる。
ただこの作品は21点という半端な数なので当然不揃いと考えられる。
総タイトルの両脇に町名と会席名が記され画中に芸者名が記されているが省略。
以前豊原国周の「東京三十六会席」という作品を扱ったが、それに対応する作品。
国周と芳年は歌川国芳門下の同門で何かと対比されることも多かったと思われる。
ただこの作品は21点という半端な数なので当然不揃いと考えられる。
総タイトルの両脇に町名と会席名が記され画中に芸者名が記されているが省略。
そろそろビールの季節も過ぎたようで、夜が長くなってきましたね。
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり
ということで過ぎた夏を偲び来る値上げの厳しい冬を忘れるべく、綺麗なご婦人方と日本酒で一杯参りましょう。
往年の女優さんがた、「ウーン顔は判るが名前が出てこない」 あなたもそろそろ・・・・・ですかな。
向井潤吉
微雨 檜原村数馬大平
Thomas Kinkade
Madame de Pompadour ポンパドール夫人 として知られるもう一人のアントワネットを当ブログは見逃すわけはないから当然過去に扱っているが、この女性も多くの有名無名の画家などの作品が沢山あって、一度では済まない。
今回はあまり見かけないようなポンパドール夫人にするつもりながら、始めの六点はブーシェ3、ヴァン・ルー2、ナティエ1のお馴染のポンバドール夫人である。
マティス ・ モジリアニ ・ ボテロ
最後はポンパドール・ハットといってベニスのカーニバルのコスチュームだそうでマスクとセットになっているようである。
前回より時代をさかのぼったところ、これはまた大変。特に下半分は豪華絢爛というのか奇妙奇天烈というのか言葉を絶する。
アントワネットのところでの予防接種が済んでいたので、少しは刺激が軽減しているはず。
丸い枠などで広げているそうだが、でもこういう恰好は貴族社会や上流社会の女性の姿で、一般庶民はもう少し簡素なものだったろう。結局フランス革命による宮廷社交界の衰退で、ビオラ・ダ・ガンバなどとともにこういった姿は消えて前回のようなスタイルなっていったということだ。
以下は Nicolas Dupin という人の「Gallerie des Modes et Costumes Francais」という著書からの抜粋画である。
西欧の女性画像のほとんどがドレスを着ているから無意味なタイトルなのだが、今回は「John Bell 」という人の「Fashion plate」という19世紀前半の女性衣裳を扱った著作の挿絵なのでtかく名付けた次第である。毎度ながらパースケはドレスなどには興味はなく、「ボロは着ててもお顔は錦」でさえあれば言うこと なしなのである。
それにしても朝昼晩と衣裳を替えて、更に晩餐会、観劇、舞踏会にはドレスアップして、いや、大変でしたな。
買物からパチンコ、ファミレスで夕食、カラオケやら居酒屋やらが普段着一つで間に合う現在はまことに結構な時代で・・・
Morning Dress ・ Promnade Dress ・ Carridge Dress 馬車用
Walking Dress ・ Evening Dress ・ Parisian Evening Dress
Diner Dress ・ Opera Costume ・ 舞踏会用ドレス
宮廷用ドレス ・ 海水浴用ドレス ・ 結婚式ドレス
近江八景を模した「○○八景」は浮世絵の大好きなシリーズである。
手拭掛けの帰帆 ・ 琴柱の落雁 ・ 鏡の秋月
行燈の夕照 ・ 時計の晩鐘 ・ 扇子の青嵐
蛇足ながら古語の「嵐」は現今の雨風の台風ではなく強い風のことで、台風は「野分」という。
「青嵐」は青葉を吹き渡る強風ということ。
台子の夜雨 ・ 塗桶の暮雪
この二つは私には意味不明で特に左はタイトルの意味も小坊主がなにをしてやっているかもわからない。
右は白い布地を雪に見立てているのだろうが女性がしていることが分らない。
以上は表側の作品でこれには「風流座敷八景」という裏側の作品つまり春画があるのだが、残念ながらこちらは不揃いで、画像もしっかりしたものは二点しか得られなかった。春画なんて言っても現今のネット上には遥かにえげつない絵画や写真が溢れて、こちらは特にどうってことはない。ただ自称謹厳実直の似非君子はクリック厳禁。
帰帆と暮雪
このシリーズのタイトルは所々、私個人として納得しかねる不自然な表現があり、何箇所か適当に替えてきた。
今回は明治三十年以降のものと思われるが「明治年間」「明治■年頃」「明治■年后」の「何々」などとあって使い分けている様子もないし特に最後の「后」が判りにくい。結局すべて「明治三十年代の女性風俗」として了解されたし。
東京の婦人 ・ 婦人の風俗 ・ 貴婦人
農家の婦人 ・ 商家の細君 ・ 貴婦人
紳商の婦人 ・ 東京の芸者 ・ 京阪の舞妓
東京の婦人 ・ 紳商の令嬢 ・ 女学生
女学生 ・ 画工 ・ 東京の娼妓
本日と次回の30点はは明治初年から明治34,35年ほどまでの風俗であるが、細かい数字で年を示してあってもその年に限定されるものとは思えないし、三十数年の間の変化も特に見られない。ただ女性の衣服は明治の半ば過ぎまで和服が主で、洋装洋服は稀であったとは言えそうである。
明治五六年頃 農家の婦人 ・ 明治十五六年頃 京阪の婦人 ・ 明治年間 農家の娘
明治年間の女官 ・ 明治十五六年頃 妾の風俗 ・ 明治年間の女官
明治十六七年頃 新町の ? 花魁 ・ 明治十七八年頃の商家の婦人 ・ 明治廿年頃 紳商の娘
明治廿年頃 吉原の娼妓 ・ 明治廿四五年頃 東京の娘 ・ 明治廿四五年頃 商家の娘
明治三十年頃 商家の娘 ・ 明治年間 看護婦 ( 洋装 ) ・ 明治三十年頃 商家の娘 ( 潮干狩 )
明治に辿り着きます。
文政年間 大名の姫君 ・ 天保年間 上流町家の娘 ・ 天保年間 町娘
天保年間 上流町家の娘 ・ 嘉永年間の官女 ・ 安政年間 町家の花嫁
文久年間 町娘 ・ 元治年間 屋敷の女中 ・ 慶応年間の芸妓
慶応年間 屋敷の小間使い ・ 明治初年頃 青楼の仲居 ・ 明治初年頃 商家座敷勤めの下女
明治初年頃 商家の娘 ・ (無題)明治初年頃の農家の娘 ・ 明治十年頃の芸妓
V
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正徳年間 上づ止めの女中 ・ 享保年間 町家の婦人 ・ 延享年間 武家の奥方
宝暦年間 将軍家の婦人 ・ 宝暦年間 大名の女中 ・ 明和年間 御殿女中
安永年間 遊女 ・ 安永年間 町娘 ・ 天明年間 傾城
寛政年間 民家の婦人 ・ 享和年間 京都太夫 ・ 享和年間 お局
文化年間 芸妓 ・ 文化年間 乳母 ・ 文政年間 官女
今日まで前半六十美人をご覧いただいた訳ですが、所謂浮世絵風の美人とは異なった優美な感じがしましょう。
ただ手前のようなパソコン一本指打法のど素人は、一回十五点アップでもアップアップしているので、後半完走出来ますかね。
寛文年間の官女 ・ 寛文年間の湯女 ・ 延宝年間のきぬた
天和年間 武家の婦人 ・ 天和年間 京都の婦人 ・ 貞享年間 若菜摘み
元禄年間の湯女 ・ (元禄)政所御装束図 ・ 元禄年間 大名の姫君
元禄年間の海女 ・ 元禄年間 町娘 ・ 元禄年間 盆踊り
元禄年間 伊達娘 ・ 寛永年間 京都の婦人 ・ 寛永年間 町家の娘
天正年間の遊女 ・ 文禄年間の上流民家の娘 慶長年間の民家の娘
元和年間の町娘 ・ 元和年間の遊女 ・ 寛永年間の遊女
寛永年間の湯女 ・ 寛永年間の町家の少女 ・ 寛永年間の田舎娘
康安年間の将軍家の局 ・ 康安年間の遊女 ・ 明暦年間の武家女房
明暦年間の町娘 ・ 万治年間の町家の花嫁 ・ 万治年間の湯女
平安時代の女御 ・ 源平時代の官女 ・ 源平時代の典侍
源平時代の舞媛 ・ 鎌倉時代の白拍子 ・ 鎌倉時代の民家の娘
鎌倉時代の高位の女中 ・ 鎌倉時代の物売り ・ 鎌倉時代の武家の婦人
文案年間の民家の娘 ・ 寛徳年間の縫物師 ・ 寛正年間の機織り
文明年間将軍家中﨟 ・ 天文年間の婦人 ・ 天文年間武家娘