今夜の貴男を訪れる魔女はどれかな。魔女だってやはり鼻曲りの婆サマより若い子の方がいいもんね。
わざわざ出かけて行って韓国みたいな事故に逢うより、魔女と箒に乗って空中ドライブなんて方が面白そうジャン。
今夜の貴男を訪れる魔女はどれかな。魔女だってやはり鼻曲りの婆サマより若い子の方がいいもんね。
わざわざ出かけて行って韓国みたいな事故に逢うより、魔女と箒に乗って空中ドライブなんて方が面白そうジャン。
◎ 当世踊子揃
三番叟 ・ 道成寺 ・ 鷺娘
吉原雀 ・ 石橋
「しゃっきょう」の中央は偽版のようで髪の生え際・毛先が粗雑。右は何かの表紙だから本物と思うが下の方がカットされている。
◎ 風流五葉の松
ばらばらの五枚を集めたような作品で関連性が分らない。
襟剃り ・ 後朝 ・ 湯上り
文使い ・ 汐汲み( 松風・村雨 )
当世風俗通は六点で揃いは不明だが、全作揃ったとしても内容から見て十点程度かと思う。
女房風 ・ 娘風 ・ 妾風
芸者風 ・ 江戸芸者 ・ 北国の契情(吉原の花魁)
◎ 当世女風俗通
下品上品とか言ってももともと仏教用語で品性・人間性ではなく、現今の上流下層ということのようである。
◎ 風俗三段娘
同じ夕涼みでも長振袖か浴衣程度か、浴衣でも胸まではだけて乳房丸出しと描き分けたものだろうが、これだと生れ育ちの違いが品性にも表れていることになる。
過日扱った榮之作品を豆本化したもの。
上段のように左右一組の歌人を見開きの左右に置き、一枚めくった次のページ左右に下段のように和歌を並べた72ページの作品である。 ご存知のように歌合せは左右に別れ、古式の左方上位からすれば当然左・中古→右・中世となるが、この左と右は当事者または最高の観覧者にとっての左右で、対面する下位の観覧者からは逆になる。この本では絵の右上にある「左・右」の文字に従って並べたが、右綴じの本は右の方がページが若いので中世、左中古と時代が逆になってしまうのは如何ともしがたい。
この榮之の作品には、下のように小式部内侍が二種類あって歌を記した色紙が作者名、書式、背後の模様など大きく異なり、絵も着物の柄などもちがっている。他にも『伊勢」が仮名になっていて、つまり二種類の版があったことを窺わせる。
1930年代以降
30年代も後半、特に37年以降は戦時色が濃くなってきたようで左端のようなものが僅かにある程度、後は軍人とか政治家のようないかつい男性の顔が並ぶことになる。それでも二枚目は終戦前年の12月号、三枚目は翌年8月15日終戦の日のもので戦禍の日本では考えられないものである。その後は美女表紙も増えてくるが絵画美女ではなく、右端のような写真美女になってしまうのである。
右端は1997年のダイアナ妃
1905年創刊のカナダの国民誌。女性誌、服飾誌ではないから始めのうちは美女表紙も少ないかと思っていたが丹念にあたってみると結構集まったので二回に分けて掲載。
1910年代
1920年代前半
1920年代後半
1930年代前半
当初「 Ldaie's World 」という雑誌を予定して画像を並べているうちに、どうも見たような絵が幾つか出てきて、よくよく調べ直したら、やはり過去に扱っていることがわかり、フォルダを漁ったらレディから枠が広がった雑誌が見付かり急遽変更。
最近どうも物忘れがひどくなりましてな、申し訳にレディから三枚を特別出演させ一段目に並べました。
◎ Ldaie's World
◎ Womans' World
これらの絵は見た所特別な絵のようには見えないがどれも艶本の見出し絵のようなもので、この後見開き左右ページにご両人が種族保存本能に従った行為の絵が続くようである。私もネット内を手探りでやっと仕入れた知識なので当てにしないでください。
さて、最初の三段七枚は「富士乃雪」という艶本のもののようで「江戸芸者」を除く六枚は過去にも扱っている。ただその時はタイトルもない形で何の絵かも判らなかったのが、今回タイトル入りが集まったので再掲。
なお、画像の多くが汚れがひどく、顔に痣があったり不精髭のように見えたりするので拭きとる処置を施してある。
※ 夫者というのは、その道に通じた専門家のことで女性の場合は娼妓等の玄人女。ただ「破(派)手」が判らないが娼妓の厚化粧とでもいう意味だろうか。
◎ これは「艶本美女久羅部 みなくらべ」という本のものらしい。
様々な性器を有する女性の人相を描いたもの。六枚目は「楊貴妃」を連想させる狙いのようである。
以下六枚はタイトルが無いが、始め二枚は「美女競べ」のもの。他も似たような作品と思われる。
最後の二枚は画像も小さく歪んだのを修整したものなので全体にぼやけている。
多分三点セットの作品だと思われるものを並べたが、全てに確証があるわけではない。
◎ 契情若三人 [ 和歌三神]のもじり。三神とは、住吉明神・玉津明神・柿本人麿。
◎ 娼妓三幅対。三幅対とは掛け軸の三点セッのことトだが、軸を見ると梅・竹・柳という組み合わせが奇妙。
◎ 今様美人三組盃
◎ 三世相逢生競
タイトルとの関連は駒絵で示されることが多いが、これは駒絵やその文字などを見ても何のことかさっぱりわからない。
三世相というのは「過去・現在・未来」の因果説と五行思想を組み合わせて人の運命や吉凶が定まるとかなんとかなんとかでそれが女性の姿とどう関連するのか、「とんと見当がつかぬ」。脇の「鷺草、福寿草」などの文字がこれまた不可解。第一、三の文字に釣られてここに入れたが、三点きりなのかも不明。
◎ 浮世美人見立三曲 同じような三点セットでもこれらは下のように一枚の絵を三等分した形式のもの。
今週は英泉の作品だが、なかなかシリーズとして揃っていなくて、あるいはたくさんあってもそれで全作なのかはっきりしないので扱いづらいのである。
◎ 「六歌撰、六玉川」
通常は各六点ずつの別作品のはずだが、これは上六歌撰、下六玉川の二作品が同じ構図で描かれていて、両方は独立した二作品なの、両方で一作品とした御徳用版なのか判然としない。
◎ 「六多満佳和」 調布、井出、萩、高野、擣衣の順で 千鳥玉川を欠く。
このように背景を全て消して人物だけを切り抜いたようにするのを「SCRAP」とか「CUT GRAPHIC」というようで、確かに最下段のように人物だけであっても背後に色彩があるものより、くっきりと浮かび上がったように見える。