具体的には不明ながら「さろ高貴な方」も客だったということでもあり、当時の有名・無名の絵師たちに描かれていて、いかに人気が高かったかよく分る。特に書の道に優れていたというから、二段目春章の絵で、寿老人が感心している絵ももっともなのである。
歌川豊国、喜多川月(喜久)麿、一楽亭榮水、鳥居清長
勝川春章、勝川春潮、勝川春山、渓斎英泉
喜多川式麿、喜多川秀麿、磯田湖龍斎、鳥延斎榮深
百済久信.、歌川国安、歌川国富、歌川貞秀
具体的には不明ながら「さろ高貴な方」も客だったということでもあり、当時の有名・無名の絵師たちに描かれていて、いかに人気が高かったかよく分る。特に書の道に優れていたというから、二段目春章の絵で、寿老人が感心している絵ももっともなのである。
歌川豊国、喜多川月(喜久)麿、一楽亭榮水、鳥居清長
勝川春章、勝川春潮、勝川春山、渓斎英泉
喜多川式麿、喜多川秀麿、磯田湖龍斎、鳥延斎榮深
百済久信.、歌川国安、歌川国富、歌川貞秀
花扇の画像は、歌麿だけでも30点近く手元に集まっている。
中央は「花」しかないが、右のように「花紫」という花魁もいたのでどちらともきめがたい。
中央は新造と花扇が「これ歌麿師匠の新作でありんすよ」「いえ、わちきはそれほどの美人ではありんせん」などとやりとりをしているところで、画中の絵にはちゃんと歌麿の名が記されている、ように見える。実はこの絵にはもうすこし意味があるようでよく見ると花扇の口から絵に向かって息を吹きかけているような線が書かれている。それとタイトルの幽体離脱した「鉄枴仙人」の話と絡めて解釈すると花扇が自分の絵姿に魂を吹き込んでいるところということになって、単なる紙ではなく絵は花扇の分身という「活きた」ものとなる。
浮世絵や俳諧、川柳などこういった江戸人の知識の広さを知っていないと理解しがたいものが多くある。
江戸時代の女郎などと言っても売れっ子スター級になると、美人というだけではなく詩歌琴碁書画に通じていて、一流の見識を身に付けた教養人であったそうで、やたらと物議を醸す嗜みの無い某国の総理夫人よりも立派な人物も多かったようである。そういう花魁たちの話をまとめた国貞の「名妓三十六歌撰」という草紙もあり、私も豆本に仕立ててある。
そんな花魁の中でも特に著名な一人が扇屋という妓楼の花扇である。
今回は遊ぶカードではなくて集めて眺めるカード、過去にも取り上げている商品のおまけカードのトレイドカード。
子猫印という石鹸会社のもので世界の洗濯美人ですが、最近ではとんとみられなくなった貴重な(?)光景。
「あづま」というタイトルの意味はよくわからないのだが、東京女性の楽しみ事とか稽古事などのことらしい。
24点あるがこれが全部揃いなのかどうかは不明である。
お手玉、きしゃこご(おはじき)、手鞠、追羽根
すごろく、花見、涼み二点
金魚、うぐいす、狆、猫