雪ばかりでなく、各季節の代表的風物をセットにした「雪月花」の絵はいろいろある。
本日は肉筆画を主にならべた。
勝川春章 鈴木其一
歌川豊国 上村松園
左は婦人雑誌の付録らしい。
山川秀峰 ・ 鏑木清方 ・ 伊東深水 ?政信
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本日は肉筆画を主にならべた。
勝川春章 鈴木其一
歌川豊国 上村松園
左は婦人雑誌の付録らしい。
山川秀峰 ・ 鏑木清方 ・ 伊東深水 ?政信
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大寒波襲来で各地で大雪、死者まで出ているとか。
亡くなった方には申し訳ないが、こちらは灯油値下がりのおかげで「雪の降る夜は楽しい石油ストーブ」と、暖かい部屋で浮世絵鑑賞とまいりましょう。
勝川春扇
歌川豊国 菊川英山 歌川広重
揚州周延
喜多川歌麿 菊川英山
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亡くなった方には申し訳ないが、こちらは灯油値下がりのおかげで「雪の降る夜は楽しい石油ストーブ」と、暖かい部屋で浮世絵鑑賞とまいりましょう。
勝川春扇
歌川豊国 菊川英山 歌川広重
揚州周延
喜多川歌麿 菊川英山
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エステル
身を呈してユダヤの人々を救った女性
ユディト
知らない人には残酷な悪女に見られようが、危険を冒して街を救った女性
ヤエル
ユディト同様一見凶悪な女のようだが、敵の武将を殺して部族を守った女性
スザンナ
二人の男に入浴中を覗き見されさらに姦淫の脅迫を拒絶したため、男たちに虚偽の姦通を訴えられ当時の法により死罪になるところを若き預言者ダニエルに救われた女性。
死も厭わず貞節を貫いたことは称賛されるとしても、ほかの女性に比べられるほどの重要人物とは思えないのだが、多くの画家により取り上げられているのは、やはり「美しい人妻の入浴図」ということによるのだろうか。
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新旧聖書の中の女性たちを抜き出した一連の作品はいろいろあって、今回取り上げた銅版画もその一つである。八点るのだが完全に揃いかは分からない。このうちの一人を除いては以前個々に取りあげているので簡単に並べるにとどめる。
別のカラー作品を添えておいた。
二人のマリアについては説明の要はないと思う。
聖母 マリア
マリア・マグダレーナ
アビガイル
この女性は初登場。
ナバルという性質のよくない金持ちの妻であったがダビデと出会い、その賢明な行動に惹かれたダビデがナバルの死後妻にした。
多くの画家がこの二人の出会いの場面を描いている。
Peter Paul Rubens 不詳
ルツ
ダビデの曾祖母に当たる女性。麦の落穂拾いの姿で描かれる。
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◎ 細田栄之 七福神を描くのではなく持ち物を使った美人画。毘沙門天欠。
弁天 恵比寿 大黒
布袋 福禄寿 寿老人
◎ 歌川国芳 これも美人画だが、背後の神様と描かれた女性との関連を考えるのが難しい。賛の和歌がそれを解くヒントになるようだが、江戸の変体仮名が読めないのでお手あげてある。
大黒の場合、なんとか「大黒傘」の文字を見つけた。大黒傘は大黒屋という店で売り出した安い番傘ことで女の手にしている傘に拠る関連であろう。
福禄寿は「三番叟」の文字が読めるので手にした被り物で想像がつく。
毘沙門はこの絵だけ和歌が無いのだが、違う版で歌を見つけた。
この絵では「一本槍の客ぞうれしき」という下の句があるし、手にしているのは将棋の駒の「香車」である。
となると「香車→やり→毘沙門」という関連ではないか。着物の柄の塔も毘沙門の持つ宝塔との繋がり。
こういう文字通りの「絵解き」が江戸の人たちの楽しみだったのだろう。
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始めの「大黒七変化」は大黒が他の神様の仮装をするというユーモラスな珍しい七福神なのだが、六点しかない。
自分自身に変化するということはありえないので当然六作という洒落なのか、一点欠けているのか不明である。
一点ものか揃い物の欠けたものかは分からない。
「見立て宝船」 個々の神様の判定は難しい
「風流子宝舟」 これも見立てもの。 大黒がいないと思ったらおっぱいを飲んでいた。
布袋・弁天・福禄寿しかいないのだが、他にもこれに繋がる作品があつたのだろうか。
三枚続きが基本だが、それがさらに連続するという作品は他にもあって本ブログでも取り上げている・
◎ 以下二点は先日取り上げているが、歌麿を纏める意味で再出させた。
この作品は三枚物で 布袋・毘沙門を描いた右一枚が失われたものらしい。
七福神を直接描いたものではなく「恵比寿講」という商売の神恵比寿の祭りの様子。
以下は歌麿拾遺
※ ねりまん様
去る18日に ピカソの絵についてコメントをくださいましたが、
確かに小生の勘違いの様なので一応差し替えました。
ご指摘有難うございました。
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歌麿の七福神は面白いものがある。
残念ながら 福禄寿が欠けているシリーズ。
膝栗毛の一九の賛のある、恵比寿・大黒とご婦人のシリーズ。
これはもっといろいろな季節のものがあったのではなかろうか。 最後の穴埋めのサービス品。
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七福神の画には、欧米の「四季」や「五感」などのアレゴリー絵画同様に、一枚の中に七神を描いたもの、個々のものを゜七点セットにしたもの、主に恵比寿と大黒を対にして描いたものなどがあるが、七枚セットのものは、なかなか揃いのものがみつけられない。
とりあえず本日は鈴木春信の「当世七福神」、世俗の七福神だが弁天様が欠けているのが誠に残念。
◎ 弁天の欠けた分を他の神様で埋め合わせ。エッチな布袋にご注目あれ。
※ 浮世七福神の「弁天」が見付かって揃ったのだが、残念ながらモノクロ。
先日の「七福神」の追加増補である。
七福神の絵は本格的な肉筆日本画から浮世絵版画、チャチなイラストや漫画、広告宣伝ビラなどまで、有名無名の画家が様々な形で描いており、変わったものやおしろい物がたくさんある。ただ本ブログとしてはなるべく女性との絡みのあるものをとりあげるつもりである。
◎ 標準的な宝船と七福神
鈴木春信 歌川広重
◎ やや戯画化された宝船の七福神 シクステットと布袋のダンス。 作者名は布袋の持つ扇に。
歌川豊国
◎ 日本画肉筆の七福神と布袋
百川子興 狩野一信
◎ 七福神の宴会
河鍋暁斎
◎ これからが当ブログ向き作品。
歌川豊国 女性の見立て七福神。。
喜多川月麿 一人男が毘沙門役で居るのが気に入らないがこれも見立て七福神。
◎ こうした七福神に見立てる場合には、持ち物などの付属品に拠る訳で、これは西欧の絵画でもお馴染みである。
弁天・琵琶、 恵比寿・釣竿や魚、 大黒・小槌や米俵、 布袋・大袋や団扇 童子
寿老人・笏や鹿、 毘沙門・小さな宝塔 剣 福禄寿・長い杖や巻物 長い頭を表す立烏帽子
下の絵はその付属物などで七福神を示している魚屋北渓の絵。
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七福神の絵は本格的な肉筆日本画から浮世絵版画、チャチなイラストや漫画、広告宣伝ビラなどまで、有名無名の画家が様々な形で描いており、変わったものやおしろい物がたくさんある。ただ本ブログとしてはなるべく女性との絡みのあるものをとりあげるつもりである。
◎ 標準的な宝船と七福神
鈴木春信 歌川広重
◎ やや戯画化された宝船の七福神 シクステットと布袋のダンス。 作者名は布袋の持つ扇に。
歌川豊国
◎ 日本画肉筆の七福神と布袋
百川子興 狩野一信
◎ 七福神の宴会
河鍋暁斎
◎ これからが当ブログ向き作品。
歌川豊国 女性の見立て七福神。。
喜多川月麿 一人男が毘沙門役で居るのが気に入らないがこれも見立て七福神。
◎ こうした七福神に見立てる場合には、持ち物などの付属品に拠る訳で、これは西欧の絵画でもお馴染みである。
弁天・琵琶、 恵比寿・釣竿や魚、 大黒・小槌や米俵、 布袋・大袋や団扇 童子
寿老人・笏や鹿、 毘沙門・小さな宝塔 剣 福禄寿・長い杖や巻物 長い頭を表す立烏帽子
下の絵はその付属物などで七福神を示している魚屋北渓の絵。
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