今回は江戸人の重要な五つの行事五節句の作品集である。
五節句は一月の人日、三月の雛祭、五月の端午、七月の七夕、九月の重陽と言うのはご承知の通り。
女性や子供と各風物を描いた「何々五節句」という作品は数多くあるが、その多くは散逸して五点揃えるのは難しい。
五節句を一枚に収めた作品も珍しくて、本日の三点ぐらいしか見当たらなかった。
石川豊信
左から九月、七月、一月、三月、五月。一月は手毬、七月は短冊に七夕の文字。九月は着物の柄の紅葉。
落合芳幾
六人いるのでちょいと厄介。中央下は鳥追い姿で一月、右二人が雛人形で三月、左下鯉幟の五月、左が菊を見ている九月。
上中央の七月が凝っていて、左上の富士を眺めているのだが手前に笹竹の揺れていて七夕の江戸の光景を意味しているのである。
喜多川歌麿 既出
これは各節句の描かれた独立の五枚を並べると連続した一枚の作品になるというもの。
右から左へ流れるのが普通なので、これも一月は右端である。
彫工亭俊正
やはり右から左へ
※ 五節句には関係ないが 浮世絵の製作から販売の様子を描いた作品 右から左へ六枚続き。
喜多川歌麿 江戸名物錦画耕作
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五節句は一月の人日、三月の雛祭、五月の端午、七月の七夕、九月の重陽と言うのはご承知の通り。
女性や子供と各風物を描いた「何々五節句」という作品は数多くあるが、その多くは散逸して五点揃えるのは難しい。
五節句を一枚に収めた作品も珍しくて、本日の三点ぐらいしか見当たらなかった。
石川豊信
左から九月、七月、一月、三月、五月。一月は手毬、七月は短冊に七夕の文字。九月は着物の柄の紅葉。
落合芳幾
六人いるのでちょいと厄介。中央下は鳥追い姿で一月、右二人が雛人形で三月、左下鯉幟の五月、左が菊を見ている九月。
上中央の七月が凝っていて、左上の富士を眺めているのだが手前に笹竹の揺れていて七夕の江戸の光景を意味しているのである。
喜多川歌麿 既出
これは各節句の描かれた独立の五枚を並べると連続した一枚の作品になるというもの。
右から左へ流れるのが普通なので、これも一月は右端である。
彫工亭俊正
やはり右から左へ
※ 五節句には関係ないが 浮世絵の製作から販売の様子を描いた作品 右から左へ六枚続き。
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