前回の国芳作品同様節句毎の子供の遊ぶ姿を描いたもの。
この作品は各節句が二枚ずつあるのだが、二組の作品なのか、当初から一対二枚の十枚組作品なのか定かではない。
ただタイトルは全て同一なので後者が妥当だろうか。
前回の国芳作品同様節句毎の子供の遊ぶ姿を描いたもの。
この作品は各節句が二枚ずつあるのだが、二組の作品なのか、当初から一対二枚の十枚組作品なのか定かではない。
ただタイトルは全て同一なので後者が妥当だろうか。
五節句については説明の必要もないと思うが、一月七日の人日、三月三日の雛祭、五月五日の端午、七月七日の七夕、九月九日の重陽の五節句で、五節句を描いた浮世絵は数が多く一人の絵師が複数描いていたりもするが、例によって五枚揃いとなるのはなかなか見当たらない。広重も、一月は最近ヤフオクで見付かったのだが、その画像はきちんとしたコピーではなく元絵を斜め上から撮影した写真だから上辺の短い台形でしかも上になるほど暗くてはっきりしてい無い上に大きな染みまである。それを修整したものなので特に上半分が不自然でタイトルもはっきりしていないのだが、何とか通用すると思う。
歌川広重 五節句 月の異名
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歌川国芳 雅遊五節句之内
各節句の子供の遊びを描いたものだが、五月は「菖蒲打ち、菖蒲叩き」という遊び。