最近急に携帯の送受信状態が悪くなって
PC前からPCに画像送信するにも圏外表示でできず、
SDカードに移してからPCに入れるしかないと思っています。
問題はくたびれたPCにカードリーダーを機能させるソフトを
入れるだけの余裕があるかどうかです。
コナの散歩中の画像も送れなかったので、今日の画像は断念。
昨日アクセサリー制作会社にPCを届ける手伝いをした
ついでに事務所の機材を見学しました。
キャドやレーザーの実物を見ながら説明を受けたのですが、
実際の作業は終わっていましたので残念ながら次の機会です。
飛躍的に作業効率を上げて職人の手を必要としません。
見学したキャドはワックスを回転させながら削り出すモノでしたが、
最新のモノでは入力したデータに従ってワックスを吹き付け
積層させて完了後にお湯に漬けるとワックス以外の積層された
素材が解けてデータ通りのワックスだけが残るそうです。
デザインを形にする職人技が機械に代わられてしまうと、
普通程度?の技術レベルの職人は必要なくなりますね。
高価な機械が装備できない会社は工賃の安い中国などに
仕事を発注するそうです。
デザイナーも仕上げの程度は販売価格を考えて妥協すると
聞きました。例えばシルバーの細かい部分を磨くには
凧糸を通して磨くそうです。販売価格によってはそこまでの
磨きは当然しませんが、そうまでして仕上げたアクセサリーは
当然高価で、仕上げるには高い技術レベルの職人を必要と
するそうです。日本には素材の段階から完成までを理解できる
高い技術の職人さんがいて、「いい仕事してますね~」なんて
評価される作品はそんな職人さん達の仕事だそうです。
中国では効率よく短期間に技術者を養成するために
各工程だけの職人がほとんだそうで、一人の職人では
前の工程と後の工程を理解できないそうです。
日本でも原子力やロケット開発に蒲田糀谷辺りの町工場が
部品を作っていると聞きましたが、以前と違って全体や
周辺を含めた図面は渡されずに部品単体の図面で
どう使われるかも聞かされずに部品を作るようになったそうです。
だから作られた部品の精度は確かですが、部品に遊びや逃げが
無くて設計者が机上で予想したストレスを現実では上回った場合に
事故が起こるそうです。
部品の遊びや逃げは机上で計算された数値を越えた
職人の「勘」なのではないかと思っています。
アクセサリーも展示会に出し受注を目的に作られた
最初の作品は特別念入りに仕上げられるかも知れません。
展示品と同じ形の量産品の仕上げの差がブランドの力量なのかな?
社長の重い一言を聞きました。
「腕のいい職人さんはどんな時代にも忙しいですよ。」
う~~ん深く重いお言葉でした。