18年ぶりに豊田で大相撲の秋巡業があるということがわかってすぐに、相撲好きの母を連れて行こうと決め早速チケットセンターに電話をかけて車椅子席のチケットをとりました。
大相撲豊田場所は8時~15時までということでしたが、ずっとその時間滞在するわけにはいきません。体力がもたない
母は経管栄養を1日3回しているのですが、大体4時間の間隔をかけるようにして朝、昼、晩しています。
朝5時30分~7時30分 400ml(ラコール)+150ml(水)
昼12時~13時30分 200ml(ラコール)+200ml(OS1)
夜18時~20時 400ml(ラコール)+150ml(水)
そして、大相撲のスケジュールが
8時~ 公開稽古
11時~ちびっこ相撲
11時30分~幕下取組、初切(しょっきり)、相撲甚句
13時~十両土俵入り、取組
13時30分~幕内・横綱土俵入り、幕内取組、弓取り式
15時打出し(終了)
※初切(しょっきり)…相撲の禁じ手を笑いを交えながら観客に紹介するもの、別名「相撲コント」
※相撲甚句…土俵上で力士5~7人が輪になって立ち輪の中央に1人が代わる代わる出て独唱する。
経管栄養を終えたら、最低30分から1時間はベッドの上でそのままゆっくりするようにしたいし、となると、朝はや~く経管栄養をはじめてお昼も午前中に終わらせてしまって…ということも考えましたが、それはあまりにも無理があるし負担なので、結局お昼時間をずらし、午前中でかけて14時には経管栄養を始められるように家に帰ることにしようということにしました。
吸引器と水分補給のためのOS1とシリンジ(注射器に似た形のもの)を持参し11時に豊田場所開催場所である豊田スカイホール(豊田市体育館)に到着。駐車場が満車のようでしたが、駐車禁止等除外指定車標章をフロントドアのところに置いておいたので、それをみた交通警備員の方が空いている場所に停めるように誘導してくれたおかげで駐車場の隅になんとか置くことができて助かりました。
娘が同乗していれば、そこに母と娘を降ろして、わたしひとりで遠くの駐車場に停めにいっても構わないんですが、そうでないだけにスカイホールの駐車場に停められなければ、その分移動に時間がかかってしまい貴重な観覧時間が少なくなってしまうし、さらに雨でも降っていたら本当に大変になってしまいます。考えるだけでも恐ろしい
できれば、豊田スタジアムで開催されるサッカー観戦時のように身体障がい者駐車場の予約ができると有難いんですけど、そうはいかないみたいですね
早速館内に入り、白鵬のパネルの前で記念撮影。母の目もパッチリ。久しぶりに目を開けたところを撮れたなぁと嬉しい気持ちになりながら、2階の車椅子席に行くと…
あれ?ここのはずなんだけど…。とチケットに書いてある番号をみても???
係のひとに聞いたら、ここはいっぱいなのであちらに、といって違う車椅子スペースを案内してくれました。そして、介助者は車椅子スペースの下の席へ、ということでしたが、わたしとしては母のそばを離れるわけにはいかないので補助いす(折り畳みの椅子)はありませんか?と尋ねると、車椅子席のそばに介助者用の席を用意するためには前もって連絡をいただかないと用意できないんです、と言われ、どちらで予約されました?と尋ねられてしまいました
その後対応をしっかりしていただきましたが、どうかなぁと。
そもそもわたしは車椅子の指定席ということで予約を取ってありましたが、最初に行った場所には車椅子の指定席スペースの番号表示がされておらず、しかもいっぱいだということで係員の方に自由席側の車椅子スペースに案内されました。あっ、自由席と指定席じゃあ料金違うんですけど…
指定席側には、確か補助椅子も用意してあったし、土俵を少しは近くみられたんですが、まぁいっぱいなので無理に入るのもいかがなものかということで広々としてみられる自由席側のスペースでいいかとそのままにしたんですが、なんだか疲れました
わたしが思うにまずは車椅子スペースも指定席ならやはり最低でも番号表示をしてほしいし、介助者が車椅子利用者そぐそばの席にする場合は、車椅子セット券(車椅子席+補助椅子席)とわかりやすいチケット購入にするとか。
あと、車椅子スペースに看板みたいなものをかけてしまうのはいかがなものかと。
『向』の文字
車椅子目線では、人によってはこの鉄柵が非常に目障りだと思います。というか、隣にみえた車椅子利用の高齢者の方は見にくそうでした。体育館の設計をもうちょっと工夫されればよかったんですが、これはもう仕方ないですかね。
初めて相撲甚句や初切がプロレスコントみたいで面白くてよかったにはよかったんですが、うーんといろいろ思う大相撲巡業観戦だったことは確かです。
向正面なので後姿が多かった…