母を連れて『武士の家計簿』を観るために映画館に行ってきました。
初の試みです。
『武士の家計簿』 予告
祝日と冬休みが始まったこと、さらに新しく上映開始の映画が多いせいで親子連れがたくさん。チケット販売には当然のごとく多くのひとが並んでいました。
上映時間が過ぎてやっと順番が回ってきました。
障がい者手帳をみせ(介助者2人までは1000円)早速チケット購入し、慌ててシアターに向かいました。まだ本編が始まっておらずちょっとひと安心したものの、席をみてやっぱり
おおよそにおいて、車いす席は出入り口の近くにあるので“いい席”というのはないので期待していませんが、それでもこれは…と思いました。
車イス席の隣に介助者席があるわけではないため、どうしても離れて座らなければなりません。ある意味隔離席みたいな。(介助者席をせめてすぐ隣か後に用意されていると有り難いです)
さらに大スクリーンのすぐ前サイド。
たまたま早い動きのない映画だったのでよかったですが、そうれなければ視界に入る範囲が狭い分、動きに追い付けず酔いそうな勢いです。
簡単にいうと、すぐ目の前に掌をもってきて動かすのと30センチ以上離して動かして見るのとどちらが見やすいでしょう?
母は首を45度ほどあげてスクリーンをみていましたが、やはり上げ続けるのは疲れてしまうようで途中首を下げて目をつぶっていました。
家でテレビをみているときは、そんなこともないんですが…。
実はわたしも母の隣の車いすスペースが空いていたので、地べたに座って一緒にみていましたが、さすがに疲れました
体験してみてわかる車いす席。せめてリクライニング車いすでも貸し出ししてもらえると有り難いかもと思いつつ、いろいろな障がいのある方がみえるでしょうからそうも言えませんが。
さて、車いす席のことはこれくらいにして肝心の映画のことですが、なんだか家計簿って生活を垣間見ることができる日記の役割もあるんだなとちょっと思ってしまいました。
それと、武士というとどうしてもチャンチャンバラバラと剣を交えて争い場面がでてくるイメージがあるのですが、この映画はそんなこともなく、どちらかというとほのぼのとした感じで、クスクスッと笑えるようなユーモラスをいれながら、ひととして実直に自分の信念を貫き通しながらそろばんをはじいて家庭を守っていく主人公の姿を描いてありよかったかと。
母の感想もどこがよかったの?と尋ねたら、掌に“そろばん”という文字を書きました。確かにいい音出してましたからね。
とにかく、映画をみて半日楽しめたので良しということで。